ブラビア春モデルで使える省エネ4大テクニック!
つづいては教室を使った「省エネ講座」という形で46V型サイズの「KDL-46V5」の省エネ機能をチェックした。今回実装した機能は「人感センサー」と「省エネスイッチ」の2つだ。さらには一緒に使いたい2大テクニックも紹介、あわせて省エネ4大テクニックの実力を見ていこう。
1) 画質モードをきちんと設定する!
えーまずは当たり前に思われるかもしれないけど「画質モードの設定」。お店でディスプレーされているときはいちばん明るく鮮やかな「ダイナミック」に設定されており、実際けっこう消費電力を食っている。それを「スタンダード」「シネマ」に変えるとどんなもんなのか見てみよう。
2) 明るさセンサーをONにする!
つづいては明るさを内蔵のセンサーで検知し、画面の鮮やかさを適正に保つ「明るさセンサー」をONにすること。なんだよあったりまえじゃーんと思うが、「なんか明るい方がいいかもな」とか言って、案外やってなかったりするものだ。
3) 新機能・人感センサーを活用する!
それではいよいよ今回の新機能を検証する。まずは1つ目「人感センサー」だ。テレビの本体前部に人の「動き」を感知するセンサーがついており、一定時間動きがないと「誰もいない」と判断し、テレビの「映像だけ」(ここがポイント)をオフにするというもの。
その後さらに何も動きがないと、自動的にスタンバイモードに移行する。眠るとき、テレビをつけっぱなしにして「音だけ聞いて」いて、やがてタイマーで切れるように設定している、1人暮らしの寂しい人(筆者である)にはうってつけの機能だろう。
4) 新機能・省エネスイッチで待機電力をカットする!
そして最後は「省エネスイッチ」。本体左側についているスイッチで完全に電源を落としてしまい、「電源プラグをひっこぬいた」ような状態にする。当然のことながら待機電力は限りなくゼロに近づくという仕組みだ。
時計の設定などもリセットされてしまうが、電源を入れればデータを取得しなおすので問題はないだろう。また、HDMIリンクで接続したレコーダーなどと電源を連動させている場合は、接続先の電源も完全に落としてしまうので設定に注意。
というわけで、実際に春モデルの省エネ性能をチェックしてきた。これまでも同社はブラビア「JE1シリーズ」で省エネ性能をアピールしてきたが、そのメインはあくまでビジネスマン目線のものだった。「CO2が何グラム減る」「杉の木が何本分のエコ効果」である。
でもそれは筆者のようなユーザーサイドから見ると「?」なものだった。そこを今回、これだけ分かりやすい形で動機づけにつなげられているのは正直スゴい。2011年まで買いびかえ、と思っていたユーザーの心を揺り動かす仕掛けは成功と言えるだろう。