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独特の「アート」な仕上がりを楽しもう xiao TIP-521

2009年01月21日 16時00分更新

文● 荻窪圭

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  • 本文印刷

独特の風合いが楽しいプリントクオリティー

 本製品の楽しさは、やはりプリントだろう。画質は気にせず気軽に撮って、気に入った写真を印刷するスタイルがベスト。その印刷機能には、ランダムに写真を並べる「シャッフル」や、枠が選べる「フレーム」など、写真を楽しめるモードが用意されている。

印刷モードメニュー

プレビュー時に印刷ボタンを押すと、印刷モードメニューが表示される

メディアに入っている写真をランダムに配置する「シャッフル」は、思わぬ写真の組み合わせを楽しめる

 よくも悪くもポラロイド風といった仕上がり。色もくすみがちで、品質重視派にはお勧めできない。ポートレート撮影時など、昼間でもフラッシュを使ったほうが、肌色はいい仕上がりになるようだ。

 ただし、画質よりもその場でプリントする楽しさに重点を置いたカメラなので、多少は目をつぶりたい。このくすんだ発色を逆手に取って、見慣れた風景をアート風に印刷するなど、トイカメラのように楽しむのもいい。

プリント例

プリントした写真は解像感はあるものの、鮮やかさはあまりないインスタントフィルムのような発色だ。青空などの被写体では色むらが出やすい


【Conclusion】
○ その場でプリントできる点が非常に楽しく、気軽にどんどん使えてしまう。1枚約40円というプリント価格を気にしなければ、かなり遊べるアイテムだ。
× プリントの発色に偏りがあり、きれいな青空や肌色の再現が苦手。高価な本体価格に加え、専用紙が必要なためランニングコストが高いのも残念。


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