角川グループのクロスメディア事業を統括する株式会社角川マーケティングは、複数のユーザーが協力してひとつの字幕を編集できる動画サービス「kadoTV(カドテレビ)」を開始した。
「kadoTV」は、チームラボ社の実証サービス「サグールテレビ」の技術を基盤とし、動画共有サイトの動画検索に加え、字幕付与機能を実装したもの。複数言語の入力に対応しているほか、字幕の内容検索、音声認識検索、関連動画のレコメンデーション表示、動画同一性検知技術を使った同じシーンを使っている動画の表示など、多彩な機能を実装している。
このサービスは、経済産業省が実施する「情報大航海プロジェクト」の実証実験として2月末まで行われる予定で、字幕付与技術を用いた字幕サービスの事業の可能性の評価、動画共有サイトにおける違法動画の検知と把握、コンテンツの海外展開、新たなクリエイター獲得の可能性の評価を目的としている。