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ティルト・シフトレンズはもう要らない?

見慣れた風景をジオラマにしてみよう

2009年01月15日 17時00分更新

文● 戦車部長

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実際にいろいろな写真を加工してみた!

 実際に特殊効果を掛けてみると、効果のある画像とそうでない画像があるのが分かる。特殊効果を実感するには、見た人が撮影対象の本来のサイズを知っていることが前提だろう。そういうことでビル街の俯瞰とか、乗り物、人間などの写真にはかなり効果的という印象だ。

 なお、ここに掲載した画像は、前ページのWebサイトで加工したのち、レタッチソフトでコントラスト・彩度を若干調整していることをあらかじめお断りしておく。また、このページ内では左がオリジナルの画像、右が加工後の画像だ。

建造物

東京ミッドタウン、国立新美術館周辺(EOS Kiss Digital Nで撮影)。国立新美術館周辺にフォーカスが合っている設定にしてみたら同美術館がまるで模型の建物のように見える

多摩川上空より港区東部を中心としたエリアを撮影したもの(EXILIM Z40で撮影)。中央部に赤く見える塔は東京タワー、画面左端に六本木ヒルズ、画面右端に汐留のビル街が写っている。加工後の画像は都市計画で使われているミニチュアの市街地模型のように見える。

戦国時代の名城、松本城天守閣を城内の庭園より眺めたところ(EOS Kiss Digital Nで撮影)。松本城も画像処理でまるでプラモデルのお城だ

人物

去る1月11日に習志野演習場で実施された陸上自衛隊空挺降下始めのワンシーン(EOS 50Dで撮影)。演習終盤、精強な陸自空挺部隊の隊員が整列しているところだが、画像処理を行なうとまるで子供が綺麗に並べたおもちゃの兵隊のように見える

乗り物

E-2Cなど(オリジナル画像)

E-2Cなど(加工後の画像)

2008年11月3日、入間基地航空祭で撮影した画像(EOS Kiss Digital Nで撮影)。加工後の画像はまるでプラモ屋さんの店先の大ジオラマを眺めているような感じだ

拝島駅周辺の五日市線を走行する201系電車(EXILIM Z40で撮影)。画像加工後はNゲージのレイアウトのように見える

ケータイ(W42CA)のカメラで撮影した小田急線唐木田駅車庫。小田急や東京メトロの車両が留置されているが、これもNゲージのおもちゃの電車にように見えている

 いかがだろうか。見慣れた風景が、ジオラマ・箱庭的な光景に変わってしまうおもしろさが皆さんに伝わっていれば幸いだ。ちなみに筆者はこのWebサービスを使うことでティルト・シフトレンズへの欲求が収まるかと思ったが、実際はますます欲しくなってしまった……。

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