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設定が自動で切り替わるファイアウォールなどを採用

5年ぶりに出た! 「ノートン インターネットセキュリティ Mac版」

2009年01月08日 19時18分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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ノートン・インターネットセキュリティMac版

ノートン・インターネットセキュリティMac版

 シマンテックは8日、Mac OS X用のセキュリティスイート「ノートン インターネットセキュリティ Mac版」を発表した。9日より同社サイトでダウンロード版を、30日に店頭でパッケージ版を発売する。価格はダウンロード版が1万2600円、パッケージ版がオープン。

 ウィルス対策ソフトの「ノートン アンチウイルス」と、個人情報を保護する「ノートンコンフィデンシャル」という2本を統合した製品(関連記事)。2004年3月、前バージョンとなる「Norton Internet Security 3.0 for Macintosh」のPanther対応版をリリースしてから、ほぼ5年ぶりのバージョンアップとなる。

 中でも注目は、最適な設定に自動で切り替わるファイアウォール機能だ。同社は、インターネット経由でほかのマシンに頻繁に攻撃しているIPアドレスを共有する「DeepSight Threat Management System」というサービスを企業向けに提供している。Mac版のノートン・インターネットセキュリティはこの情報を取得し、ファイアウォールのルールを自動で変えてくれる。これはWindows版の「ノートン・インターネットセキュリティ2009」では提供していないMac版オリジナルの要素だ。

 位置認識制御の機能も新たに採用し、例えば、無線LANと有線LANといったネットワークごとにセキュリティーポリシーを替えられる。そのほか、インストールやアップデートの速度が向上した。対応OSは、Mac OS X 10.4.11/10.5.5以上。PowerPC/インテル製CPUのどちらのMacでも利用できる。

動作画面

動作画面


ノートン・インターネットセキュリティ Mac版 デュアルプロテクション

ノートン・インターネットセキュリティ Mac版 デュアルプロテクション

 同時に「ノートン インターネットセキュリティMac版」とWindows版の「ノートン・インターネットセキュリティ 2009」をセットにした「ノートン インターネットセキュリティ Mac版 デュアルプロテクション」も発表している。こちらはパッケージ版のみで、発売は30日。価格はオープンだ。Boot Campなどを利用し、1台のMacでMac OS XとWindowsを使っている人にとって便利な製品だろう。


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