このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

教えて! IT活用委員会

第4回 

VPN+SaaSで実現する次世代型IT活用術

2009年01月10日 00時00分更新

文● ASCII.jp編集部

新たなトレンドとなるSaaS+VPN

 ただインターネット上で提供されるASPやSaaSを利用する際にはいくつかの注意点がある。1つはセキュリティで、公衆網であるインターネットを利用するため通信内容の暗号化は必須だ。サーバに対する第三者からの不正アクセスを防止する対策も必要だろう。

 こうしたセキュリティと同時に注意したいのが、帯域の問題である。使いたいときに適切にアクセスできなければ、業務効率の低下ということにもなりかねないからだ。

 こうした課題を克服する方法として、現在注目を集めているのが通信事業者が持つ閉域網内のVPNサービスと、ASP/SaaSを組み合わせる方法だ。通信事業者によって管理されている閉域網であれば通信品質が一定に保たれていることが期待できる上、VPNによってセキュリティも確保されている。もちろん閉域網であるため、インターネット上のサービスのように悪意のある第三者から不正アクセスを受けるといった心配もない。こうして安全に使えるネットワークとASP/SaaSを組み合わせるわけだ。

企業コンピューティングの最適化を実現する
NTTコミュニケーションズのアプリケーションサービス

 NTTコミュニケーションズでは、「e-VLAN」や「Arcstar IP-VPN」、「Group-VPN」といった同社のVPNサービスと組み合わせて利用できる、豊富なアプリケーションサービスを提供している。具体的には、VPNで接続された複数の拠点でのデータ共有を実現する「VPNストレージ」や、ウイルス対策や迷惑メール対策をアウトソーシングできる「VPNセキュリティ」、企業向けIP電話サービスである「.Phone IP Centrex」などがある。

 たとえばVPNストレージの場合、VPNで接続されているどの拠点との間でも、手軽にデータを共有することが可能となる。またユーザーIDとパスワード、IPアドレスを組み合わせたアクセス制限が可能なほか、アクセスログの取得やウイルス検知機能、誤ってファイルを削除しても復旧できるゴミ箱の機能など、豊富な機能が提供されている。1日1回自動的にバックアップが行われ、3日間保存されるため万が一の場合でも復旧できる安心感も嬉しい。

 企業におけるIT化を促進していく上で、初期導入コストや運用管理コストの問題を避けて通ることはできないだろう。その問題を解決するASPやSaaSが今後も広がっていくのは間違いない。VPNを組み合わせることで、こうしたASP/SaaSのメリットに加えて安心と安全、そして信頼性を加えたNTTコミュニケーションズのサービスは注目すべき存在だと言える。ASP/SaaSの導入を検討していて、セキュリティや信頼性を重視したいと考えているのであれば是非検討してほしい。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

[an error occurred while processing this directive]