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T教授の「戦略的衝動買い」 第35回

噂のEye-Fiを試す―写真を飛ばせる無線付きSDカード

2009年01月05日 17時14分更新

文● T教授

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 過去から現在に至るまで、人類の世界には、基本的に「時間軸」と「地理軸」以外は存在しない。歴史上のトピックも一大イベントもこの2軸の何処かの交点に位置するモノだ。

 昨今のインターネットビジネスではこの2つの属性を効果的に活用するモノが増えてきた。人間社会のビジネスに限定すれば、この2軸の交わる複数の点と点との間に実在する人の関係性が3番目の成長要素となるだろう。即ち、それらは「時刻」と「場所」と「人脈」だ。

 筆者の友人に、現在ニューヨークに長期出張している女性がいる。その彼女が昨年、「Eye-Fiカード」(WiFi無線機能が付いたSDメモリーカード)を装備したデジカメとウェブ上のフォトアルバムを使って、ニューヨーク・マラソンの静止画実況中継をしてくれた。

 ランナーや群衆の様子が、その写真が撮影されたマンハッタンの地図上の場所に次々と貼り付けられる。もちろんその時刻も正確に記録されている。米国内だけでも数万台以上はあると言われている”ホットスポット用WiFiルーター”をデジカメの共有インフラに活用すると、IT系の知識がそれほど無くてもこの手のことが簡単にできてしまう。

 やることはただ「Eye-Fiカードの挿入されたデジカメで写真を撮ること」だけ。撮影された写真データは最寄りのWiFiルーターや、その近隣のWiFiルーターから固有情報を得て位置検出を行なう。そして「写真データ+位置情報(ジオタグ)」をウェブ上の写真公開サイトに即座にアップロードする。

海外と同じパッケージが日本語化されて提供される。右端を引っ張ると左側からEye-FiカードとSDカードアダプターが迫り出してくる

Eye-Fiカードのパッケージ。海外と同じパッケージが日本語化されて提供される。右端を引っ張ると左側からEye-FiカードとSDカードアダプターが迫り出してくる

簡易のマニュアルも総カラーで分かり易い。ITマニアじゃないごく普通のデジカメユーザがターゲットセグメントであることが理解できる

簡易マニュアルも総カラーで分かりやすい。ITマニアじゃないごく普通のデジカメユーザーがターゲットセグメントであることが理解できる。実際に、解説通りやれば、導入・設定にはまったく不安を感じることも、悩むこともない

付属のSDカードリーダー経由でEye-Fiカードをパソコンに接続し各種の設定をする

付属のSDカードリーダー経由でEye-Fiカードをパソコンに接続し各種の設定をする

設定の終わったEye-Fiカードをデジカメに挿入して早速撮影開始。たった今、撮影したばかりの写真が自動的にパソコン画面に現れてくる。当たり前だが新鮮!

設定の終わったEye-Fiカードをデジカメに挿入して早速撮影開始。たった今、撮影したばかりの写真がパソコン画面に現れてくる。当たり前だが新鮮!


「戦略的衝動買い」とは?


 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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