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iPod touchでも試してみたが……

「テレビ」アプリが出た! iPhoneでワンセグ視聴を試す

2009年01月01日 18時30分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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 「2008年は最後の最後までiPhoneだったなぁ」と「TV&バッテリー」でiPhoneを充電しながら振り返る筆者だったが、2009年開始早々、またiPhoneがらみのニュースが飛び込んだ!!

 ソフトバンクBBがTV&バッテリー用のワンセグ視聴ソフト「テレビ」をApp Storeにて公開したのだ(iTunes Storeで見る)。早速、入手してiPhoneにインストールしてみた。

テレビ

ワンセグ視聴ソフト「テレビ」(そのままの名前ですね)がApp Storeに登場。まさか1月1日にリリースとは!


使用感をチェック!

 「TV&バッテリー」のいいところは、ワンセグを無線LAN(IEEE 802.11b)でiPhoneに配信してくれるという点。iPhoneとTV&バッテリーをケーブルでつなぐ必要はない。

 ワンセグの電波は場所によっては届かず、特に部屋の中で見られないということがよくある。しかし、iPhoneなら「TV&バッテリー」を電波の入りがいい窓際に置き、自分はiPhoneを持ってソファーでもベッドでも好きな場所に移動してテレビを楽しめるわけだ。

無線LAN

iPhoneの「設定」で「Wi-Fi」画面を開き、「TV&バッテリー」本体の背面にあるSSIDの無線LANアクセスポイントを選択する

インストール

「テレビ」をiPhoneにインストールして、「TV&バッテリー」の右側面にある電源をオン

TV&バッテリーを探しにいく

「テレビ」アプリを起動すると、「TV&バッテリー」を探しにいく

番組情報

番組情報を取得し、表示されたら見たい項目をタップしよう

ワンセグを再生

無事、iPhoneでワンセグが再生できたぞ!(※テレビ画面にはモザイクをかけてあります)

テレビの表示は横画面のみ。画面の上部をタップすると、番組情報が現れる。ほかのチャンネルに切り替えるときは「完了」ボタンをタップして番組情報の項目に戻って選ぶ。番組一覧からチャンネルをタップして、実際に番組が表示されるまでにかかる時間はだいたい10秒前後だ

 実際に試してみると、ケーブルフリーでワンセグを見られるのはやっぱり快適だ。隣の部屋にワンセグチューナーを置き、壁一枚を隔ててもきちんと視聴できた。出先ではカバンに「TV&ワンセグ」を放り込んで、iPhoneで番組を見るという使い方もできるだろう。

 現状ではワンセグ放送(320×240ドット、または320×180ドット)をiPhoneの画面サイズ(横方向で480×320ドット)に引き延ばして見るため、画面の荒さが目立ってしまう。また、録画に対応していない点をマイナスと感じる人もいるかもしれない。

 ワンセグ視聴中のiPhoneに電話をかけてみたところ、番組が止まって電話を受ける画面に切り替わった。通話が終わって電話を切ると、視聴していたチャンネルには戻らず、番組一覧の画面が表示された。SMSも同様で、メッセージを受信すると番組が止まって、番組一覧の画面に切り替わり、ポップアップでSMSの内容が表示される。

設定画面

番組情報画面の右下にある「設定」ボタンをタップすると、受信地域などを設定できる

バージョン情報

執筆時点における「テレビ」のバージョンは1.0。「TV&バッテリー」のバージョンは1.00.04

 ちなみにiPhoneのワンセグを見るために必要な「TV&バッテリー」だが、1月1日現在は7店舗(仙台クリスロード、渋谷、六本木、表参道、八重洲中央口、名古屋、横浜ザ・ダイヤモンド)のソフトバンクショップでしか発売されていない。全国展開は1月上旬を予定しているとのこと。

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