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年末年始に買いたいビデオカード 第3回

今、お買い得ビデオカードはコレだ!【エントリー編】

2008年12月26日 20時00分更新

文● Jo_Kubota

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モンスターハンター フロンティア オンライン

 カプコンの人気タイトル「モンスターハンター」のオンライン版は、意外に重く、ビデオカード選びに悩む人も多いタイトルだ。ミドル編でボーダーラインを5000前後としたが、エントリーレベルでは、HD 4670がかろうじて1280×1024ドットにて4800をマークしたが、ほかは全滅と言っていい。
 各PCメーカーのモンハン推奨PCでは、GeForce 9600 GT以上を搭載することが多く、エントリーレベルのビデオカードを搭載している製品はほとんどないことからも、このゲームで快適に遊ぼうと思うなら、1ランク上のミドルクラスの製品をオススメする。

Monster Hunter Frontier

Monster Hunter Frontier (単位:score) better→

温度と消費電力

 続いて温度と消費電力を見てみよう。GPU温度はHWMonitorPro 1.03を使用し、消費電力はワットチェッカーを使用して計測している。計測はアイドル時(EIST有効)はWindowsが起動してから15分放置した時点、高負荷時は3DMark VantageのGAME2テストを連続して5回実行し最も高い値を抜き出している。
 今回テストした製品で、唯一のファンレスモデルであるHD 4550の温度が高いのは致し方ないところだが、室温が低いためか、十分動作許容範囲の温度に収まっている。とはいえ、密閉されたPCケースに収める場合は、それなりに空調に気を使いたい。

CPU温度

CPU温度(単位:℃) ←better

 エントリークラスの魅力は消費電力にあると言っても過言ではないが、HD 4670を除けば、いずれも同じような範囲に収まっている。HD 4650はATI PowerPlayが効くためか、アイドル時は9500 GTより8Wほど低く、パフォーマンスと消費電力を考えるとバランスが良いと言えるだろう。一方、9500 GTはHD 4650よりも高いパフォーマンスを発揮することが多いものの、その分、消費電力も高めとなる。タワー型のATXで使う分にはこの差は誤差と言えるだろうが、電源が低容量のキューブ型ベアボーンなどではこの8Wが明暗を分けることもあるため、無視できない差だ。

消費電力

消費電力(単位:W) ←better

消費電力で選ぶならHD 4650
パフォーマンスなら9500 GT

 HD 4670を除く4製品から選ぶなら、消費電力を重視するならHD 4650、全体的なパフォーマンスを重視するなら9500 GTが候補となるだろう。どれを選ぶかは、組み込むPCケースに応じて、GPUクーラーサイズや価格を天秤にかけて選ぶことになるが、HD 4550と9400 GTはゲームプレイを前提とするなら、第一候補にはしにくい。
 いずれも価格は1万円以下で、上と下の差は3000円ほど。この3000円をケチる必要があるなら、最低でも9500 GTを、9000円まで出せるならHD 4670を候補にして選ぶとよいかもしれない。

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