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新春のアニメ新番組情報 第5回

しっとり文学作品? それともスポ根アニメ?

2008年12月31日 20時00分更新

文● コンテンツ計画

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少女と獣が織りなす巨編ファンタジー
「獣の奏者 エリン」

作品解説
 決して人と心が通じないと思われていた崇高な獣“王獣”を操ることができるたぐい稀な才能を持ち合わせた少女・エリンの物語は、日本を代表するファンタジー作家・上橋菜穂子の「獣の奏者」が原作。
 「テニスの王子様」「図書館戦争」の浜名孝行監督のもと、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守 り人」の後藤隆幸がキャラクターデザイン、「BLOOD+」「RD潜脳調査室」などの藤咲淳一がシリーズ構成。制作は「xxxHOLiC」シリーズや「図書館戦争」などのプロダクションI.Gと、「テニスの王子様」「内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎」などを制作してきたトランス・アーツ。
 また、徳永英明や平原綾香など数々のアーティストの編曲や作曲、プロデュースなどを手がけてきた坂本昌之がエリンの壮大な世界を音楽で表現。

あらすじ
 物語の舞台であるリョザ神王国では、王である真王と、その臣下で国防を担う大公との間に密かな対立があった。大公領では、凶暴な牙を持った巨大な蛇のような“闘蛇(とうだ)”と呼ばれる生き物を“戦の道具”として飼育していた。この闘蛇を操る“闘蛇衆”の村で、厳しい戒律の中で流浪の生活をする霧の民である母と二人で暮らす少女・エリン。ところが、闘蛇のための獣ノ医術師であった母は、貴重な闘蛇を死なせてしまったことで処刑されてしまう。
 蜂を飼って暮らす男・ジョウンに助けられたエリンは、村から遠く離れた真王領で、ジョウンに育てられていた。以前は偉い教育者だったジョウンは、エリンの知識欲や音感に驚いていた。そんなある夏の日、山の小屋へ行ったエリンは、野生の“王獣”という崇高な獣に出会い、その生態を知ることとなる。
 数年後、母と同じく獣ノ医術師になるため、エリンはジョウンのもとを離れて学舎に入学。楽しい学生生活を送っていたが、ある日、真王暗殺未遂事件で、傷つき衰弱した王獣の子リランを看病することになる。ところが、幼獣を救いたい一心のエリンは、王獣を操る術を見つけてしまう。しかし、真王の威厳の象徴である王獣は「恐ろしいほどの力を持ち、決して人に馴れず、また馴らしてはならない獣」であり、人が操る術などあってはならぬものであった。
 類稀な才能を持ち合わせたエリン。彼女はその才能故に、王国の勢力争いに巻き込まれ、波瀾万丈の人生を送ることになる……。

スタッフ
原作:上橋菜穂子
監督:浜名孝行
キャラクターデザイン:後藤隆幸
シリーズ構成:藤咲淳一
音楽:坂本昌之
アニメーション制作:プロダクションI.G,トランス・アーツ

キャスト
エリン:星井七瀬
ソヨン:平田絵里子
ハッソン:永井一郎
ジョウン:内田直哉
真王:谷育子
セィミヤ:高橋美佳子
ダミヤ:石田彰
イアル:鈴村健一
大公:楠大典
シュナン:花輪英司
ヌガン:川本成
ほか

テレビ放送情報
NHK教育 1月10日から毎週土曜18:25~
(※放送日時は放送局の都合により変更になる場合があります)
公式サイトURL http://www3.nhk.or.jp/anime/erin/

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