「鉄腕バーディー DECODE:02」
赤根和樹監督 インタビュー
───第1期を終えての感想をお聞かせください。
【赤根】 しんどかった(笑)。バーディーの雰囲気に慣れたところで終了したので、「もっとこうすればよかったなぁ」といった反省点をいくつか残しつつ、でもやり終えた充実感もありつつ、といったところです。
───「こうすればよかった」というのは、どのようなところでしょうか?
【赤根】 それは第2期に反映させていきますので、お楽しみに(笑)。
───第1期ではオリジナルキャラが多数登場しましたが、手ごたえのほどはいかがでしたでしょうか?
【赤根】 中杉小夜香は結構かわいらしい女の子として表現できたかなぁと思っています。シャマランも、自分としてはすごく好きなキャラクターで、生い立ちを含めて細かい設定を作っていたのですが、あまり掘り下げきれず、歯がゆい思いをしたところでもあったので、そういう反省点は第2期に活かしていきたいと思っています。最初からアクセル全開で!
───ということは、第2期でもオリジナルストーリーが展開されるのですね。
【赤根】 そうですね。原作で描かれている事実を別の視点で見て、新しい解釈で「鉄腕バーディー」を炙り出していこう、というのが自分としての作戦です。「原作をDECODE=解読する」という意味を持っての「鉄腕バーディー DECODE」ですから、原作をなぞるだけではなく、新しい解明を施していければ……と思っています。
───第2期でも、バーディーの華麗なアクションが見られますか?
【赤根】 あることはあるかな? でも、第1期のときのように開放感のある戦いではなく、観ていて「キューっと」切なくなるような戦いを目指しています。「痛みを感じる戦い」「せつない戦い」ですね。今回は新しいアクションのスタイルを見せたいと思っていますので、楽しみにしていてください。
───お気に入りのキャラクターや気になるキャラクターはいますか?
【赤根】 やっぱり有田しおん (笑)。第2期オリジナルキャラの中では、ナタル、ダスク、ヴァリックかな。3人とも「男のやせ我慢」を出しているところがあるからかな。大人の男になると想いや感情をストレートに表現できなくなってくるんですよね。そういうところを描いてみたいと思っています。
───第2期では、原作でもおなじみのヴァイオリンも登場するそうですね。
【赤根】 バーディーの人格形成に深く関わったという意味ではとても重要なキャラクターですね。第2期では新しい事実も描かれます。ヴァイオリンは、かなりキーになりますので、今言えるのはそれだけです(笑)。
───それでは最後に読者に向けてメッセージをお願いいたします。
【赤根】 「鉄腕バーディー DECODE:02」はアダルトなテイストで、大人が観れるアニメというものを目指しています。第1話から加速して話が進んでいきますし、色々な映像表現にもチャレンジしていますので期待してください。本気モードです(笑)!
───ありがとうございました。
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