いまや誰もがケータイでインターネットを当たり前のように楽しむ。そんなケータイライフを初めて提案したNTTドコモの「i モード」が今年誕生10周年を迎える。
i モードオフィシャルガイドブック「i モードで遊ぼう!」は、i モード誕生10 周年を記念して、豪華審査員を迎えた「i モードで遊ぼう!サイトアワード2009」を開催した。このアワードでは2008年度最も最も注目すべきiアワード受賞者が決定した。
さて、今回の審査員には「iモードの生みの親」と呼ばれる夏野剛氏(元NTT ドコモ執行役員)を始め、ケータイ系ジャーナリストの石川温氏、NTT ドコモ コンシューマサービス部コンテンツ担当部長の原田由佳氏、さらには、コラムニストの辛酸なめ子氏やタレントの杏野はるなさんなど7名が担当した。
最優秀賞に輝いたのは本格派恋愛ゲーム『恋人は同居人』(株式会社ボルテージ)。審査評によると、「2008年は、女性向け恋愛ゲーム市場が急成長した年。『恋人は同居人』は、ゲームのクオリティはもちろん、女性ユーザーに喜んでもらえる人気サイトとなった」ことが評価された。
i モードサイトにおいても恋愛ゲームは、2008年4月に新設されて以来、人気カテゴリとなっているそうだ。審査員の夏野氏は「携帯市場全体の動きはあまりよくない中、コンテンツの市場は非常に伸びているます。これからはキャリアは元気がなくても、コンテンツは元気がある!という所を見せていかなければなりません。今回最優秀賞に選ばれた『恋人は同居人』は、2009年はもっとコンテンツが伸びるであろうと期待させてくれるサイトだった」とコメントしている。
ちなみに主な受賞サイトは以下のとおり。
審査委員部門最優秀賞
「恋人は同居人」(ボルテージ)
読者投票部門(総投票数:14,420 票)
第1 位 「テトリス Get プチアプリ」(ジー・モード)1513票
第2 位 「★ぷよぷよ!セガ」(セガ)1386票
第3 位 「スクエニモバイル」(スクウェア・エニックス)1134票
既存ユーザーの利用率を高めたい各キャリアが狙うのは、データARPUの向上。2年縛りなどでユーザーが端末を購入しにくい風潮が生まれており、だからこそハードではなくソフトの価値が高まるのではないか。今年はウィジェットも含めて、おもしろいコンテンツが生まれる年になりそうだ。