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つなげ!オンガク配電盤 第8回

DS-10を歌わせる、ヨナオケイシの超絶テク

2008年12月14日 12時00分更新

文● 四本淑三(powered by 武蔵野電波)

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実は声よりウケる予定の音があった


ヨナオ でもね、僕はこのディストーションギターの方が、皆びっくりするだろうと思っていたんですよ。

── おお、これですね。ギャンギャンギャギャーンっていう。

ヨナオ 実際にやってみたら意外に反応が薄くて。あれーっ、逆かよ! みたいな感じでした。

── 逆にあそこまで声ネタに食いつかれるとは思わなかった、と。

ヨナオ あの後、あのディストーションギターのことについて、誰も一切触れてくれないんですよ。

VCAのDRIVEは右めいっぱい。VCO2 PITCHは4度下の設定。PORTAをちょっと上げて、ギターのグリッサンド的なニュアンスを出している

── じゃあここで触れていきましょう!(笑) これはギターで言えば2音のパワーコード的な音ですよね。

ヨナオ 違うピッチで試してみると、いろんなディストーションのパターンができます。フィルタの設定でハウリングの「キーン」と揺れる音が出るんですよ。

── よし、じゃあこの音を使ってセッションだ!

 というわけで今回のセッションは、ヨナオさんの曲『RND2』のデータを全員で共有し、パターンの出し合いをするというスタイル。そもそも曲や音がカッコいいので、どうやってもカッコいいわけで、おかげでものすごく盛り上がってしまった。ライブでのお客さんとの掛け合いもこんな感じになるのだろうか。

 なおヨナオさんはお客さんからデータ交換を求められたら断らないそうだ。ぜひライブに行こう! そして出かける時はDS-10を忘れずに!


俺らは誰か!? そして何をするのか

武蔵野電波ロゴ

電子工作からバンド演奏までさまざまな活動を行なうユニット。各活動に共通するテーマは「電気が通ること」。アナログ・デジタル問わず、電気が通って楽しいことなら、何でもやる覚悟。発起人のスタパ齋藤、船田戦闘機、上杉季明に加え、四本淑三、大木真一が参画中。

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