コミュニケーションカメラ買うならxiao TIP-521? それともPoGo+1万円デジカメ?
PoGo、ポラロイド発の超小型フォトプリンター実力検証
2008年12月11日 16時30分更新
検証#1 使い勝手はいかがですか?
PoGo自体はやや大きめのデジタルカメラかスマートフォンといった感じの形状で、本体には電源スイッチが1つ、電源コネクタとUSBがそれぞれ1ポートあるだけのシンプルなもの。電源は付属ACアダプタと本体内のリチウムバッテリーで、1回の充電で約15枚の印刷が可能だ。
上面は一方の端のロックを外すと大きく開いて用紙を10枚前後セットでき、印刷結果はもう一方の側面にあるスリットから出てくる。印刷工程は1パスで、昇華型印刷のようにCMYそれぞれに用紙が出入りすることはない。またインスタントフィルムとも違い、出てきたときにはすでに発色している。
プリントアウトはUSB接続したPictBridge対応のデジカメから、もしくはBluetooth対応の携帯電話から指定して行なう。カメラによって操作方法はやや異なるものの、たいていのデジタルカメラであれば画像再生からメニューを選択するだけ。SDカードを経由するより単純で分かりやすい。
印刷時間はデータ転送時間(約20~25秒)を含めて約1分。低い気温では暖気時間のため1枚目の印刷に時間がかかり、また連続して印刷すると熱を持ったヘッド温度を安定化するために印刷に時間がかかるようになるとのことだ。
とはいえ待機時間は室温(15~18度)程度ではそれほど気にならない。4~5枚連続して印刷する場合も、約10~20秒だけ時間がプラスされるくらいだった。また印刷中には本体右側(写真を出力するところ)がやや熱を帯びるが、40度をわずかに超える程度なので持ちづらくなるほどではない。