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「Group-VPN+VPNストレージ」で安全なデータ交換を

2008年12月24日 00時00分更新

今回は低廉なコストと高いセキュリティを両立させるNTTコミュニケーションズの「Group-VPN」と「VPN ストレージ」を組み合わせたソリューションを見ていこう。

図1 「Group-VPN」と「VPNストレージ」で実現するファイル共有

中小企業にジャストフィットするVPNサービスとは?

 本社や支社、営業所、データセンターなどの拠点間通信において、VPNが利用されるようになって久しい。重要なビジネス情報をやりとりするためには従来は専用線と相場が決まっていたが、2000年以降のさまざまなVPNの登場により、多くの企業は低廉なコストで拠点間通信が実現できるようになった。

 いくつもあるVPNのうち、コスト的にリーズナブルで、なおかつセキュリティや運用管理の面で導入しやすいサービスとして挙げられるのが、NTTコミュニケーションズの「Group-VPN」である

 Group-VPNは、ADSLやFTTHなどのブロードバンド回線を利用することで低廉な価格を実現した「エントリー型VPN」と呼ばれるサービスで、幅広いユーザーの支持を得ている。

 インターネットVPNとの最大の違いは、インターネットを経由しない点だ。Group-VPNでは、公衆のインターネットを利用せず、NTT 東日本・NTT西日本のフレッツ網等を経由し、NTTコミュニケーションズの閉域網を利用する。このため、セキュリティ面で安心度が高い

 セキュリティを確保しつつ、コスト的に安価なのも魅力だ。広域EthernetやIP-VPNはなかなか導入できない、あるいは全拠点に導入するのは難しいといったユーザーでも、Group-VPNであれば心配ない。たとえば、Bフレッツ(ベーシック)を使って2拠点をつなぐ場合、Group-VPN自体の利用料やレンタルルータ・回線終端装置、屋内配線などの利用料まで含んで、月額5万円を切る価格で利用できる

 また、ネットワークの信頼性を高めるためのバックアップサービスをセットにした「Group-VPN Plus」も用意されている。これはメインの回線に障害が起こった際に、ルータ側で自動的にバックアップ回線に切り替えるサービス。バックアップ用のアクセス回線としては、ISDNのほか、アッカ・ネットワークスのADSLが用意されている。

 さらに、VPNルータをレンタル提供されるのも魅力。面倒な設定が済んだ状態で拠点にルータが送付され、常時Pingによる疎通監視も可能であるため、運用・管理に関しても手間がかからない。管理者の確保できない中小企業にとってみれば、ありがたいサービスといえる。

VPNストレージで安全なデータ交換を

 そして、Group-VPNのもう1つのメリットは、豊富なオプションサービスだ。各種のオプションサービスを利用することにより、Group-VPN網からのインターネット接続や安価な通話料を実現するIP電話、モバイル環境からのリモートアクセス、e-VLANやArcstar IP-VPNとの接続などさまざまな利用形態が実現する。このうち、もっとも注目したいのが、NTTコミュニケーションズが閉域網上に設置したファイルサーバを複数拠点で利用できる「VPNストレージ」である。

図2 VPNストレージとSaaSアプリケーションがGroup-VPN網内で連携する

 VPNストレージは、NTTコミュニケーションズがファイルサーバを運用し、それをVPN 経由で利用するというイメージになる。サーバを購入し、セットアップし、データセンターに設置して、回線につなぐという面倒な作業を行なわなくとも、拠点間でファイルサーバを共有できるわけだ。インターネット上でのオンラインストレージサービスと異なり、Group-VPNを利用するため、セキュリティも十分確保されている。

 実際のファイルサーバは、NTTコミュニケーションズの堅牢なデータセンターで、高いレベルの運用管理が行なわれている。1日1回のバックアップのほか、ウイルスチェックなども実施されるため、ますます安心だ。

多彩なアプリケーション連携やモバイルPCでの活用

 NTTコミュニケーションズはVPNサービス上でセキュアに利用できるSFA(Sales Force Automation)などのSaaSアプリケーションを提供している。VPNストレージのセキュアなデータ保管環境の特徴を活かして、今後はSFAや文書管理システム、シンクライアントやBCP(Business Continuity Plan)対策としてのデータ保管など、SaaSアプリケーションと連携した利用方法を提供していく予定である。

 さらにもう一歩進めて、情報漏えい対策を実現するモバイルPCとの連携もある。現在、ノートPCの置き引きや盗難などは情報漏えいの大きな原因となっている。これに対して、VPNストレージに業務データを保存し、外出先のモバイルPCからはリモートアクセスして使うようにする。こうすれば、重要な業務データをノートPCに残すこともなく、置き引きや盗難などにあっても被害を最低限に抑えることができる。

 このようにVPNストレージは多彩なアプリケーションとの連携やユーザーの利用シーンに応じたさまざまな場面で活用できる拡張性のあるサービスである。


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<<結論>> 「Group-VPN+VPNストレージ」の導入メリット

1. 低廉なコストと高いセキュリティを実現するVPN サービス
2. VPNストレージで安全なデータ交換を実現


■関連リンク

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