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日本語版の発売前に速攻レビュー

仮想ハードが性能アップ! Parallels Desktop 4.0(前編)

2008年12月09日 12時00分更新

文● 田中俊光

「4コア」「64bit版」対応など、仮想マシンを大幅強化

 前置きが長くなったが、続いてバージョン4.0の新機能について紹介していこう。大きな改善点としては、これまで競合製品の「VMware Fusion」と比べて若干見劣りする面のあった仮想ハードウェアの機能を大幅に強化したことだ。

 まず、仮想マシンに最大4個(試験的に8個)までのCPU割り当てが可能になった。VMwareでも4個までのCPU割り当てが可能だが、「シングルコアのCPUが複数個」として実装している。一方で、Parallels Desktop 4.0は「マルチコアのCPUが1個」という実装だ。

 一見、大差がないように思われるが、Windows XP/Vistaのホーム系エディションは1個、Windows XP ProfessionalやVista Business/Ultimateでも2個のCPUにしか対応していない。VMwareのゲストOSとしてこれらのOSを使用する場合は、最大2個の仮想CPUしか使えないが、Parallels Desktop 4.0ではホーム系エディションでも複数のCPUコアを活用できる。

1個のマルチコアCPU
Windows XP/Vistaのホーム系エディションは1個のCPUにしか対応していない。Parallels Desktop 4.0なら複数コアを備えたCPUを「1個のマルチコアCPU」として認識するため、そのCPUの性能をよりきちんと引き出せる

 また、Core 2またはXeonを搭載したMacでは、ゲストOSとして64bit版のOSをインストールできるようになった。現状では64bit OSに対応したアプリケーションやデバイスドライバはあまり多くないが、グラフィックス系のアプリケーションなど、ゲストOSで多くのメモリを消費するソフトを使用したい場合に有効な機能だろう。

64bit OS64bit OSをインストールして、64bit版のアプリケーションを使用することができる
Mac Proなら8GBのメモリー割り当ても可能十分にメモリーを搭載したMac Proなら、最大8GBのメモリーを仮想マシンに割り当てることが可能だ

 グラフィック機能も改善して、DirectX 9 シェーダーモデル2とOpenGL 2.1に対応。残念ながら今回もWindows Vistaの「Aero」インターフェースに対応できなかったが、これまで動かなかった3Dアプリケーションが一部動作するようになったのは大きいだろう。

グラフィックが強化
3Dアクセラレーションも強化され、DirectX 9にも対応。公式フォーラムにポストされたパラレルズの技術者のコメントによれば、Aero対応も進められているようだ
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