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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第80回

子猫の「かふか」――袋にすっぽり

2008年12月04日 15時36分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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両耳を手でくにっと裏にたたんでみた。かふかは意外に気にしない(いやがる猫もいるんだけど)(2008年11月撮影 ニコン「D90」)

両耳を手でくにっと裏にたたんでみた。かふかは意外に気にしない(嫌がる猫もいるんだけど)(2008年11月撮影 ニコン「D90」)

 この業界で「ドッグ・イヤー」といえば「犬の耳」のこと。「キャット・イヤー」は上のような猫の耳を指すのである。

 もちろんウソだけど。

 うちの「かふか」は耳がでかいので、こんな風にくるっと丸めて遊べるのである。

 さて、うちの場合、床の上にいつも適当なレンズを付けたデジタル一眼レフが転がってる。猫を撮るためである。猫のシャッターチャンスって突然訪れる。せっかく面白い姿を見せていても、こっちがカメラを撮りに行こうとバタバタしちゃうと、それに気を取られて遊びを止めちゃうこともある。だからいつでも手の届く場所にカメラは必須なのだ。

 わざわざ「床」に置くのは、机や棚の上だと猫に落とされちゃう危険があるから。カメラを直接落とすことはなくても、ストラップを引っかけて一緒に落っこちたりは充分にあるのだ。朝起きたら、床にカメラが落ちてた、では困る。床なら多少蹴飛ばされても壊れはしないだろう。

 で、ある日、冬用の上着を買ってきて、服の入ってた内袋をそのままにしてたら、いつのまにかもぞもぞと動き出したのである。かふかの仕業だ。

いきなり袋に入って遊び始めたかふか。あっちを向いちゃったので布のオブジェみたい(2008年11月撮影 ニコン「D90」)

いきなり袋に入って遊び始めたかふか。あっちを向いちゃったので布のオブジェみたい(2008年11月撮影 ニコン「D90」)

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