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Excel→HTMLをワンクリックで変換!

2008年11月27日 08時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

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 CSSレイアウトのおかげで昔に比べてめっきり減ったとはいえ、Tableタグを使う機会はなくなったわけではない。表組みで見せたほうが分かりやすいコンテンツなら、当然Tableタグの出番となる。だが、Tableはパッと見で構造が分かりにくく、手で書くのは面倒、という人も少なくないだろう。

 もちろん、Dreamweaverなどのオーサリングツールの力を借りてもいいが、おなじみの「Excel」を使って簡単にTableを作れるツールがある。安形 康氏作の「XLS2HTMLTable」というフリーソフトだ。Excelのアドインとして動作するXLS2HTMLTableは、指定した範囲のExcelワークシートをシンプルなHTMLに変換してくれる。2002年のリリースと少々古いツールだが、編集部ではWindows XP/Excel 2003環境で動作を確認した。

 インストールも使用方法も簡単だ。作者のWebサイトまたはベクターからダウンロードしたXLAファイルを、[ツール]→[アドイン]→[参照]で選択。「有効なアドイン」にチェックを入れると、[ツール]メニューの中に[XLS2HTMLTable]の項目が追加される。

XLS2HTMLTable

有効なアドインにチェックを入れる

 実際に使用する際は、ワークシート上でTableに変換したい範囲を選択して、先ほどの[ツール]→[XLS2HTMLTable]をクリックすればいい。すると、作成するTableの幅やボーダー、背景色などを設定できる設定ダイアログが表示される。基本は何も変更せずに、そのまま[Execute!]を押すだけ。あっという間にHTMLへ変換される。

Tableに変換したい範囲を選んで、[XLS2HTMLTable]をクリック

XLS2HTMLTable

設定ダイアログ。背景色なども設定できるが、ここではとりあえず設定せずにCSSで変更しよう


 [Preview]を押すとそのままブラウザーでのプレビューが、[Copy All]を押せばソースコードのクリップボードへのコピーができる。あとはHTMLの中から不要なタグを取り除き、必要に応じてCSSで見た目を調整すれば完成だ。

XLS2HTMLTable

完成したHTML。コピーやプレビューもボタン1つでカンタンだ


 “作表ツール”として使いなれたExcelをTableタグジェネレーターに変えてくれるXLS2HTMLTableなら、自分で作った表だけでなく他人からもらったExcelデータも手軽にWebに流用できる。Excel標準のHTML書き出し機能と違って生成されるHTMLもシンプルなので加工がしやすく便利だ。ぜひ試してみよう。

XLS2HTMLTable

シンプルなHTMLなのでCSSで好みのデザインに変更して使おう

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