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データベースソフト

本格データベースを直感的に作れる「Bento 2」

2008年11月27日 12時00分更新

文● 倉田吉昭

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表計算ソフトライクなインターフェース

 これまでMacでは、大量のデータを管理するのに表計算ソフトを利用する人が多かっただろう。Bento 2は、こうしたユーザーが移行しても違和感なく操作できるように考慮されている。

 具体的には、表状態の入力方法がより表計算ソフトらしくなった。選択対象が横一列の「レコード」ではなく「セル」に当たる各項目になったため、タブ/カーソルキーでセルを移動できるほか、新規レコード/フィールドをメニューを介さず作成できたり、テキストや数字フィールドでは入力する際に補完機能が働いたりするようになった。

補完機能

フィールドの種類が「テキスト」や「数字」だと、補完機能が働く。ただし、先頭の数文字を入力して約3秒ほど待たないと候補が現れないため、やや待ち時間が長く少々使いづらい

 また、カンマ区切り(CSV形式)のテキストファイルのみだったデータの読み込みが、タブ区切り形式のテキストや、「Microsoft Excel」(xls/xlsx形式)、Numbers(numbers形式)のファイルにも対応。

 これにより、表計算ソフトをデータベースソフト代わりに利用していたユーザーも簡単にデータを移せる。データの書き出しもxls形式を除いて、読み込めるすべてのファイル形式に対応しているので、読み込みに加えて他ソフトとの連携はバージョン1より、かなり実行しやすくなった。

メニューやドラッグ&ドロップで登録

対象のファイルはメニューから読み込めるほか、「ライブラリ」へドラッグ&ドロップでも登録可能。読み込み時にフィールドとの関連付けを設定する

CSVで書き出し

CSV形式以外のファイル形式でも書き出せるようになったが、なぜか一般的なxls形式には対応していない。なお、テンプレートの書き出しもここで設定する

 これまで表計算ソフトをデータベースソフト代わりに使ってきたユーザーは、作成してきたデータを無駄にしないで済むうえ、操作/入力方法でも違和感を感じることなく利用できるだろう。

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