表計算ソフトライクなインターフェース
これまでMacでは、大量のデータを管理するのに表計算ソフトを利用する人が多かっただろう。Bento 2は、こうしたユーザーが移行しても違和感なく操作できるように考慮されている。
具体的には、表状態の入力方法がより表計算ソフトらしくなった。選択対象が横一列の「レコード」ではなく「セル」に当たる各項目になったため、タブ/カーソルキーでセルを移動できるほか、新規レコード/フィールドをメニューを介さず作成できたり、テキストや数字フィールドでは入力する際に補完機能が働いたりするようになった。
また、カンマ区切り(CSV形式)のテキストファイルのみだったデータの読み込みが、タブ区切り形式のテキストや、「Microsoft Excel」(xls/xlsx形式)、Numbers(numbers形式)のファイルにも対応。
これにより、表計算ソフトをデータベースソフト代わりに利用していたユーザーも簡単にデータを移せる。データの書き出しもxls形式を除いて、読み込めるすべてのファイル形式に対応しているので、読み込みに加えて他ソフトとの連携はバージョン1より、かなり実行しやすくなった。
これまで表計算ソフトをデータベースソフト代わりに使ってきたユーザーは、作成してきたデータを無駄にしないで済むうえ、操作/入力方法でも違和感を感じることなく利用できるだろう。