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Photoshopブラシを効率よく整理する5つの方法 (1/3)

2008年11月26日 08時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

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 Webデザインに便利なPhotoshopブラシ。ネット上に大量に公開されているブラシライブラリを使えば、カッコいい背景やロゴも手軽に作れる(関連記事1関連記事2)。だが簡単に使えるだけに、新しいブラシをついつい追加しすぎてしまい、管理不能になってしまった――という方も少なくないだろう。

 この記事では、大量のブラシを効率よく整理する方法を紹介する。ブラシの整理に困ったときにぜひ試してみよう(以降の操作は「Photoshop CS2」をもとにしています)。

Photoshopブラシ

何も考えずにどんどんブラシを追加してしまった画面。こんな状況になってしまったら即整理することを考えよう


1:やみ雲に追加してしまったブラシの“捨て方”

 整理の基本は、身の回りの荷物と同じ。「これは使わない」と思ったものを思い切ってさっさと捨ててしまうことだ。

 以前の記事で紹介したとおり関連記事、ネット上でダウンロードしたブラシファイル(ABRファイル)は、Photoshopのブラシパレット→[ブラシファイルの読み込み]で選ぶだけで追加できる。ただ、配布されているABRファイルは、複数のブラシをまとめたセット(ライブラリ)になっており、多いものでは数十ものブラシが1つのファイルに含まれている。試しに追加してみたものの、実際に使えそうなのは1つ、2つだった、というケースも少なくないだろう。

altキーを押すとマウスカーソルがハサミのマークに。そのままクリックすると不要なブラシを削除できる

 そこで、大量のブラシで膨れ上がってしまったパレットから、不要なブラシを消してしまおう。ブラシの削除は、ブラシパレット上で右クリック→[ブラシの削除]でもできるが、もっと簡単なのは、altキーを押しながらブラシをクリックすること。マウスカーソルがハサミの形に変わり、選択したブラシをワンクリックで削除できる。


2:もっと効率よく整理したいときは「プリセットマネージャ」で

 複数のブラシをまとめて削除したり、表示する順番を並び替えたいときはブラシパレットではなく、「プリセットマネージャ」を使おう。プリセットマネージャは、ブラシパレットのタブ部分の▼をクリックするか、[編集]→[プリセットマネージャ]で起動する。プリセットの種類は「ブラシ」を選ぼう。

Photoshopブラシ

プリセットマネージャを使えば整理はらくらくだ

 プリセットマネージャでは、Shiftキーによるブラシの複数選択ができる。削除したいブラシをShiftキーを押しながらまとめて選択し、[削除]のボタンを押せば不要なブラシを一気に削除可能だ。

Shiftキーで複数のブラシを選択。そのまま削除ボタンを押せば一気に削除可能だ

 ブラシの順番の入れ替えは、ドラッグ&ドロップ操作でできる。削除の場合と同様、Shiftキーで複数のブラシを選択してまとめて移動させるのもOKだ。使いやすいライブラリに仕上げよう。

ブラシの入れ替えはドラッグ&ドロップで。この場合も複数のブラシを一気に移動させられる

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