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カッコよし、死角なし──写真で見る「HP Mini 1000」

2008年11月25日 18時21分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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写真で見る「HP Mini 1000」


 写真で紹介しているのはHDDモデル。角が丸くフラットなボディー形状はHP 2133を継承しているが、金属外装ではなく、樹脂製。同社おなじみのデザイン天板「ZEN-design」となっている。

 キーボードはHP 2133 Mini-Note PCと同等の17.5mmピッチで、タッチタイプも余裕でできる。逆に本体は薄型化しており、携帯性は高い。キーボードに関してはかなり良好なタッチで、これなら長時間のタイプでも疲れにくそうだ。ただし、タッチパッドは、若干すべりが悪く感じた。スペースの関係かボタンがパッドの左右についている点も、好みが分かれる部分だろう。

天板は、ZEN-design。渦をイメージしているが、なんとなく獅子舞のような感じでもある

キーボードは17.5mmピッチ、ストローク2mm。レイアウト的に不自然な部分もなく、打ちやすい

打ちやすくするため、キーの中央が少しへこんでいることがお分かりいただけるだろうか?

ヒンジ部分のスペースが空いているため、ここにスピーカーが仕込まれている

 もうひとつ残念なのはディスプレーだ。バッテリーが本体の底面に移動したことで、額縁を狭くでき、サイズも8.9型ワイドから10.2型ワイドへと大型化している。ただし、解像度は1280×768ドットから1024×600ドットに狭くなっている。実使用上はそれほど問題ないと思われるが、最近はウェブサイトの基本デザインも高解像度基準で考えられているケースが多いので、やはり物足りなく感じてしまう。

スイッチ類には白色と青色のLEDが用いられており、ワンポイントのアクセントになっている

ホームポジションにおいても窮屈さを感じさせない

問題点があるとすると、ディスプレーの写り込みか。光沢タイプで、傷にも強いが反射しやすいため、使用環境によっては疲れてしまう場合がある

ACアダプターも軽量。ケーブルと一緒に持ち運んでも1.3kg未満だ

 細かい話になるが、バッテリーの位置についても気になるところ。使用感を中心に考えるとパームレストは熱くならないほうがいい。Eee PCでは、パームレストの下側にバッテリーが収納される仕組みで、熱を感じないよう配慮されている。一方、本機の場合は左のパームレストの下にCPUが来るので、若干熱を感じる。

 もっとも、Eee PCは底面が相当に熱くなるため、膝の上に置いての使用には適さない。このあたりはスペース制限のあるモバイルノートの悩ましさで、正解はないだろう。

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