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iPhoneでもTime Machineでも使えるNAS 「LS-CL」

2008年11月24日 18時00分更新

文● 池田冬彦

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iPhone専用のデータサーバー構築

 「Webアクセス」の設定は、管理画面でアカウントを登録するだけ。これ以外の項目は自動で設定してくれ、いい意味で「ネットサービス」を利用している感覚がない。利用時も外出先から「buffalonas.com」へアクセスし、アカウントを入力するだけだ。

LS-CL

「Webアクセス」の仕組みは、外出先からウェブブラウザーで「buffalonas.com」にアクセスすると、報告されているグローバルアドレスに自動転送するというもの

 本機能はウェブブラウザーを介して、Macからはファイルのダウンロードやアップロード、フォルダーの作成が可能だ。iPhoneのSafariでもダウンロードのみには対応しているので、自宅にある写真や音楽を外出先で楽しめる。

 ファイルサーバーの入門機としてももちろんだが、設定が非常に簡単なため、Macに限らず、保存容量の少ないiPhone専用のネットワークストレージとしても導入の価値がある。

「Webアクセス」で本製品にアクセスすると、ツリー形式でファイルを参照できる(左図)。iPhoneでアクセスした場合は1カラムで表示される(右図)。なおiPhoneでは、オフィス書類/画像/PDF/音楽などを開ける


【Conclusion】
○  リモートアクセスサービスが無料で利用できる。専門知識のほか、固定IPアドレスなどの追加出資なしにファイルサーバーを利用できるのがいい
×  リモートアクセスサービスのアクセス権の設定がやや難しい。専用ウィザードなど、ファイルサーバーの敷居を低くするメニューの改良に期待したい。


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