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最新パーツ性能チェック 第69回

NehalemことCore i7は期待以上の高性能!? トリプルチャンネルの効果はいかに?

2008年11月25日 20時00分更新

文● ビジネスアスキー編集部/野口 岳郎

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性能はお墨付き!
問題はその出費に耐えられるかどうか

 Core i7は、シングルスレッドアプリではターボブーストが効き、マルチスレッドアプリではHTやキャッシュ構造の改善が寄与することで、同クロックのCore 2 Quadに対し、明確な(テストによっては非常に大きな)性能向上が得られる。パフォーマンス優先でマシンの新調を考えるなら、Core 2 Quadに代わって当然こちらが第一候補になる。ただ、すでにCore 2マシンを持っていて、コストパフォーマンスの高いグレードアップをしたい人には悩ましい事態だ。Core i7ではCPUソケットが変更になったためマザーボードの買い換えは必須となるし、メモリもDDR3のみの対応なので、既存のDDR2メモリを使い回すことができない。Core 2 Duoのユーザーにとっては、LGA 775ベースのCore 2 Quadに差し替えれば、比較的安価に、かなりの性能アップが得られるからだ。
 とはいえ、Core 2 QuadよりCore i7が、仮に40%速いのなら、もうこの先がないLGA 775向けに投資するより、思い切って新プラットフォームに、という気持ちにもなる。自分が切実に性能を求めているアプリ(エンコーダでもCGでも)がCore i7で実際どれくらい速くなるのか、判断はその数字次第ということになる。

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