ベンチマーク
今回はCore i7の最上位モデル、3.2GHz動作の「965 Extreme Edition」を用いた。3チャンネルのメモリを搭載する必要上、メインメモリは3GBの状態で計測している。また、マザーボードにIDEインターフェイスがないため、SATA接続のSSDのドライブを使っている。参考までにCore 2環境のデータも合わせて掲載した。比較対象のデータは、80GBのIDE HDD、メモリはDDR2-800 1GBの環境で測定したものであるため不利になるが、掲載しているテストにおいてはそれほど影響はないと思われるものを選んでいる。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Core i7 Extreme 965(3.2GHz) |
マザーボード | Intel「DX58SO」(X58チップセット) |
メモリー | Qimonda「IMSH1GU03A1F1C-10F」(DDR3-1066 1GB×3) |
ビデオカード | ATI「Radeon X700 Pro」 |
ストレージ | Intel「SSDSA2MH080G1GN」(80GB SerialATA SSD) |
電源 | Corsair「CMPSU-750TXJP」(750W) |
OS | Windows XP Professional |
Core i7ベンチ環境使用機材詳細
気になるメモリの性能は?
まずは注目のメモリ性能をSandraで計測した(グラフ1)。見ての通り、笑ってしまうような飛び抜けた性能だ。CPUにコントローラを内蔵させてきたAthlon 64は、Core 2系に比べて優位にあったわけだが、Core i7は3チャンネル化したことと、DDR3対応としたことでこれをゆうゆう抜き去り、Core2比では3倍以上の性能となっている。大規模なデータをオンメモリで扱うアプリでは相当な性能向上が見込まれる。
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