状況や対象によって臨機応変のメニュー表示
GUIとしてのMacのインターフェースの最大の特徴のひとつに、常にデスクトップの上辺に固定されているメニューバーが挙げられる。そのメニューバーから開くプルダウンメニューは、初代のMacからほとんど変わっていない。
メニューバーがデスクトップではなく各ウィンドウごとに配置されるWindowsでも、メニューバーから開くメニューの基本的な機能や操作性は初期のころから変わらない。
最初期のプルダウンメニューにはサブメニューはなかったが、それもプルダウンメニューの機能を大きく変えたとは言い難い。メニューを階層化することで、少ない面積で多くの項目を表示して項目にアクセスできるようにしただけだと言える。
それに対してコンテクストメニュー(Windowsでは「コンテキストメニュー」)の登場は、メニューの意味や機能を大きく拡張するものだった。メニューは、コマンドを覚えてタイプするのではなく、文字通りメニューとして示されているものから選択するという点で画期的だった。
コンテクストメニューでは、メニューとして提示する内容が状況に応じて変化するという点と、普段はメニューなど何も表示されていない場所に突如としてメニューが現れるという点で、それ以前のメニューとはまったく異なっていた。
コンテクストメニューの内容は、OSの持つ機能やユーザーとの関係、メニューで操作するオブジェクト(アイコンやウィンドウなど)の意味を反映したものとなるため、OSごとの個性が出やすい部分と言える。
以下、Mac OS X(左)とWindows Vista(右)で比較した図だ。
デスクトップ上
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| 現在のMacでは、デスクトップは一般のフォルダーウィンドウと同様に扱われている。コンテクストメニューの内容も共通項が多い。ただし「デスクトップのバックグラウンドを変更」は、デスクトップ独自のものだ | デスクトップはハードウェア設定の入り口でもある。GPUのコントロールパネルを開くコマンドやシステム全般に関わる「個人設定」も特徴的な機能だ |
フォルダーの中
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| フォルダーの表示では、アイコン以外にリストやカラム、Cover Flowが選べるのがデスクトップとの大きな違い。「表示オプションを表示」を開けば、フォルダー表示の背景画像もデスクトップ同様指定できる | アイコン表示とリスト表示が選べるだけだが、アイコンの大きさもメニューで選べる。フォルダーは、中身のファイルの種類によってさまざまに機能を変えるので、「このフォルダのカスタマイズ」は重要 |
フォルダーアイコン上
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| 「ファイル」メニューに準ずる内容だが、項目は絞り込まれている。「“xxx”を圧縮」「“xxx”をコピー」のように、対象のフォルダー名がメニュー項目名に反映されるのが特徴的だ | アイコン上のコンテクストメニューには「送る」というサブメニューが含まれている。フォルダーの移動ではなく、さまざまな操作を指定できるのは、Windowsの伝統的な機能といえる |
ファイルアイコン上
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| フォルダーと比べると、開くためのソフトを指定できる点と、Leopardならではの「Quick Look」の起動が可能となっている点が異なる | 上のフォルダーとも共通するが、ファイルやフォルダー単位の「共有」機能の設定にコンテクストメニューからアクセスできるのは合理的。「プログラムから開く」はMacと同様だ |
















