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買う前に、読む! 新MacBook はじめてガイドブック 第6回

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「本気でお買い得」のMacBookでWindowsを使う(後編)

2008年11月19日 17時00分更新

文● 細谷滝音

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WindowsからMacのHDDは見られる?

 MacとWindowsを使い分けるといっても、中には両環境でやり取りしたいデータもあるあろう。Mac OS X上ではWindowsのボリュームが見えるが、それでは逆にMac OS XのボリュームにあるファイルをWindowsから操作できるのだろうか。

 残念ながら、標準状態ではWindowsからMacのパーティションは見られない。Mac OS Xが採用する「HFS+」というファイルシステムを、Windowsがサポートしていないためだ。

 これを解決するには、何らかのソフトを導入するのが手っ取り早い。何種類かある中で、一番オススメしたいのは「MacDrive」というソフト。ダウンロード版で8190円と有料だが、何も特別な操作をしなくても、Mac OS Xのボリュームを読み書きできるようになる。さらにネットワークドライブの操作では不可能なアンドゥにも対応している。

 なお、WindowsとMacでは、扱えるファイルネームやファイル名の長さが異なっている。長すぎるファイル名や、記号を多用したファイル名はなるべく避けるように心がけよう。

MacDrive

MacDriveをインストールしたあとに、「マイコンピュータ」を開いたところ。Mac OS Xのボリュームが認識されているのが分かる

 さて、WindowsからMacのパーティションを見ると、「.〜」という風にドットから始まるファイルやフォルダーがあちこちにあることに気付くだろう。

 これはMac OS Xの不可視ファイル/フォルダーで、例えば、ウィンドウやアイコンの表示位置を記憶している「.DS_Store」ファイルや、スポットライトの検索インデックスを納めた「Spotlight-V100」などがある。基本的には特に気にせずに放っておけばいいし、間違ってWindows側にコピーした場合は捨ててしまってかまわない。ただ、中にはシステムに関係するものもあるので、Macボリューム側のものはむやみに消さないようにしよう。


MacからWindowsのHDDは見られるの?

 前編でも少し触れたように、MacからWindowsのパーティションにアクセスする場合、フォーマットで状況が変わってくる。具体的には「FAT32」なら読み書きが、「NTFS」なら読み出しのみが可能だ。

 MacからNTFSに書き込みをしたいなら、ネットジャパンの「Paragon NTFS for Mac OS X 6」を使うと便利だ(価格は4410円)。フリーウェアを使うならば、「MacFUSE」と「NTFS-3G for OS X Revived」の組み合わせもある。

MacからWindowsのパーティションを見てみたところ。通常のWindowsとはディレクトリ構成が違っている

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