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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミクZ4密着レポート 第12回

田ヶ原選手の初音ミクZ4最終戦レポート!

2008年11月19日 21時00分更新

文● 田ヶ原章蔵 写真/加藤智充、編集部

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雨だけどスリックタイヤでスタート!

 14:00。決勝レーススタート。小雨が降る悪コンディション。我らが初音ミクZ4は、なかなか経験出来ないピットレーンスタート! 国歌斉唱をピットで聞き(普通はコース上です)、気合も入る。小雨で路面はセミウエット。スリックタイヤとレインタイヤとの選択で迷っているチームがある中、初音ミクZ4は何故か迷うことなくスリック! そして、全車がスタートする中、初音ミクZ4はピットレーンよりスタート!

 序盤、路面がウェットの厳しい条件の中、ヤス選手が良い仕事をしてくれる。徐々に路面が乾き始め、ペースが上がる。順位も26台中18位までジャンプアップ! やる~、ヤス選手! 無線で「いっぱい抜いたよ~」と調子は良好。(ヤス選手のドライブ中に、みんなが心配したスピンオフがあったようですが・笑)。予定では30周(2時間、66周のレース)で交代。でも、再び雨が降り始めたので予定より早く27周目にピットイン

 ついに出番だ~! 無難にドライバー交代。「よし、いくぞ~!」とピットアウトのサインを待つ。あれ? 少し遅いかな?(結局1分45秒でした)。でも、きっちりタイヤ交換、給油も終わり無事にピットアウト。タイヤもレインタイヤへ。ドライ用のセッティングで雨の走行はすべるすべる! でも、最後まで何があるかわからないのがレース! 諦めることなく、精一杯ペースを一定に攻める攻める。無線でも、「何かしゃべって~」と言っている余裕があったくらい、初音ミクZ4は安定していました。リアタイヤは怖いぐらいすべるけど(笑)。

 予選より良いペースで、大雨の中頑張って最後まで走行。このタイムだったら余裕で基準タイムクリア出来たね。そして、ゴールを迎えました! 18位で完走だ~! ピット前を通る時は「やった~完走だ~」とパッシングしまくりました~(笑)。無線でも、みんなが喜ぶ声やありがとう~との声が……。ピットレーンでは、みんなで抱き合い、泣いて喜んでいたそうです(乗っているドライバーは孤独ですが・笑)

 チェッカー後にコースを1周するのですが、明らかに初音ミクZ4が通るときに手を振るファンの方々が多いこと多いこと……。雨で寒い中、最後まで応援して頂いたすべての方々、本当にありがとうございました

 ゴール後、ピットへ向かう途中にも他のチームからも「おめでとう~」と言ってくれる方々が。そしてみんなが待つピットへ。みんな泣いている! 感動でした! (100人ぐらいの人がいました) チームスタッフの苦労が報われた瞬間でした。本当にみんな……、お疲れ様! そしてありがとう~!!

(次のページへ続く)

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