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「紅」がドラマCDで再登場! 松尾監督にその真意を聞く【後編】

2008年11月23日 20時00分更新

文● コンテンツ計画 清水

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───あのミュージカルの歌は松尾監督の作詞ですよね?

【松尾監督】 ほんとはオリジナルの歌があるんですよ。オリジナルの歌の詞を僕が作って、さらに替え歌の詞を作って村松さんに投げてるんです。でもオリジナルの詞はほとんど歌われてなくて。2曲あったのかな。もう1曲のほうはまるまるカットしちゃったんです。
 でも目に見えない作業っていうのは普段いくらでもあるわけだから、僕はそれを全然ムダだと思ってない。まじめな詞を作らないと村松さんも曲のイメージが作れないから、こういう詞なんですよ、で、それに対して作られた曲なんだっていう形で作ってもらわないと、最初から替え歌のイメージではできない。

 これは毎回言うんだけど、小学校・中学校の教師に聞かせたいね。音楽は大好きだったのに縦笛を吹くのが大っ嫌いで、それをずっと抵抗していたばかりにものすごく悪い点数なんです。音楽の点数。でも僕はあのクラスの誰よりも音楽を聴いていたし、誰よりも音楽が好きだったのに、そんなことは認めてくれなかった。
 要するに学業として点数をつけてくれなかった。そのときの音楽の教師の顔を全部思い出せる(笑)。で、彼らに、「今何やってるんだ」と言いたい。僕は自分の詞で、「村松さんが曲つけてくれた、千住明が曲つけてくれたんだぜ」って言いたい(笑)。「あなたがたの世話にならなくてもこのぐらいのことはやってんだ」って言ってやりたいねぇ(笑)。だからといって学校教育を否定しているわけではありません。

───最後にドラマCD、「紅」のファンの方々にひと言お願いします。

【松尾監督】 好きだった人に対して、最大限の恩返しができる内容になっていると思いますから楽しみにしてください。そのための努力をキャスト陣全員やってくれました。

───お疲れのところ、ありがとうございました。

TVアニメーション ドラマCD「紅」

原作:片山憲太郎(集英社「スーパーダッシュ文庫」)
原作イラスト:山本ヤマト
脚本:松尾衡
形式:ドラマCD 1枚組
発売予定日:2008年12月20日(土)
構成内容:オリジナルドラマ
価格:定価2,940円(税込み)
特典:初回封入特典ステッカーマウスパッド

読者プレゼント

 松尾監督とキャスト、そしてドラマCDを発売するマリン・エンタテイメントのご厚意で、出演者のサイン色紙をいただきました。この色紙を抽選で1名様にプレゼントいたします。ASCII.jp内の「お問い合わせ」から、「紅のサイン希望!」と書いてご応募ください(応募締め切り:2008年12月7日)。当選者には、追ってご連絡させていただきます。

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