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全農連PとAliced Twilightzを、こってりインタビューしてみた

ただのニコ厨がCDを発売──ニコニコ動画発「IKZO」秘話

2008年11月08日 12時00分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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正直「釣り」だと思った


── 「ITAKO GIRL」はどういうきっかけで生まれたんでしょうか?

齋藤P IKZOのCDを作ろうと思った際、最初は全農連PとAliced Twilightzがコラボした「ツーターガール」を入れたかったんです。でも、当時、チーターマンの権利関係が微妙な感じだった(関連記事)。だから、オリジナルの曲をゼロから全農連Pさんに作ってもらおうと思ってオファーをしたら……

全農連P 「ドワンゴの齋藤Pです。曲を作りませんか?」みたいなメールが来て、正直「釣り」だと思いましたwww

齋藤P 最初はレスポンスがなくて、ちょっとあきらめていたんですよ。

全農連P 怪しいかなと思いましたが、最終的に個人情報を出さなきゃOKと判断して、警戒しながら返事をしました。でも、僕はMADムービーは作れるけど、作曲はできないw

齋藤P なので誰かに曲を作ってもらう必要があった。ニコニコ内のアレンジャーはいろいろ知っていたけれど、「ここはオシャレサウンドだろう」と考えてAliced Twilightzさんの名前を出したら、全農連Pさんが連絡先を知っていた。

Aliced Twilightz KTG 僕のところには、全農連Pさんからメールが来たので、釣りとは思いませんでした。安心の全農連Pブランドですからw 最初は「チーターガールを使いたいのかな?」と思っていたら「新曲を作ってくれ」という話だったので、それならいくらでもやるという返事をしました。

齋藤P 曲をイチから作るのは、スゴく大変なんです。しかも、最終的に全農連PさんがIKZOボイスを重ねた際に合うようにしなければならない。「時間も予算もないんだけど……」と話を振ったら、案外、やる気がマンマンで。

 しかし、まさか「ITAKO GIRL」という曲名が付いてくるとは思わなかったwww ちょっと面食らいました。



曲は「ガールありき」だった


── 曲名はどうやって決まったんですか?

Aliced Twilightz Linco 二人で「曲名何にする?」と話していたときに、「やっぱり『なんとかガール』だよね」って言ったんです。そしたらKTGが「イタコ、これしかねぇ!」と即決でしたね。

齋藤P Aliced Twilightzさんが書いた歌詞も凝ってますよね。最初は英語ですが、サビに入ると津軽弁に変わる。でも、これがとてもじゃないけど津軽弁には聞こえない。

Aliced Twilightz KTG 僕は生まれが吉幾三さんと同じ青森なんです。小学校のときに引っ越してしまって、日常的に津軽弁を使ってないので思い出すのに大変でしたw

Aliced Twilightz Linco レコーディングには、わざと津軽弁の指導なしで望みました。だから、サビの津軽弁も「空耳」で英語っぽく聞こえるんですよ。

Aliced Twilightz KTG ちなみに英語の歌詞はLincoが書いたんですよ。IKZOとの掛け合いも考えていて、「ずっと待っていましょう」的なことを言っているのに、間の手でIKZOが「そうしましょ、そうしましょ」って入ったりして、そのギャップが面白く仕上がりましたw

KTG「こうやって写真に写ったりしてねー」 Linco「ちょw もう、なにやってんの!」と仲のいいAliced Twilightzのお二方

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