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2008年11月11日更新

IT業界で働く桜子のビジネスリーダーズインタビュー

半導体産業の興隆の中で見つけたもの

文●桜子(Interviewer&blogger)

家庭は崩壊寸前だった

古田 でも、悪さしたって、全然面白くないっていうか、満足感もない。そう気づいたとき、聖書マタイ伝を読み、僕は初めて神様の本質を見た。

 “すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげよう”

 その言葉で、聖書は立法の書としか思っていなかったのが実は違う、イエスキリストは人間の苦しみを引き受けてくれる人なのだ、と。人間は何のために生きているのか、ということを捜し求めて僕に、「自分のところに来なさい」という招きを受け、初めて僕は40年をえらい無駄したな、と思ったね。すーっと全身から血の気が引く思いで、休ませてあげます、というその言葉一つで休みたいと。

桜子 思ったんですね?

古田 うん。「全部お任せしますから宜しくお願いします」と言ったら、肩の荷が降りて、ほっとしたんだよね。心のあり方がそんなに自分の重荷になっていたんだ、って後から初めて気づいたんだけどね。僕のね、家庭は崩壊していたんですよ。

桜子 家にいなかったんですね……(笑)。

古田 いたよ(笑)。いたんだけど、家をケアしてなくて、女房はしょうがない亭主だと思っていたんじゃないの? 離婚しようと思っていたみたいなんだけど、ある時から女房が変わったんですよ。こっちの言うことを受け入れるようになって、聞いたら聖書を通してイエスキリストを信じるようになって、人間がどう生きるべきか知ったと言う。それまで、僕は彼女を思い通りにしようとして変らなかった。でもその彼女が本一冊で変わった、というところに聖書の力を思い知って、一か八かでイエスキリストを信じて自分の人生をイエスキリストに賭けてみようと。

桜子 賭けてみようと思ったんですか!?

古田 だってわかんないじゃん、最初の頃はさ。確かに女房は変わったよ? だけどそれが三カ月、半年たってもそのままだと……そうやって人間変わるんであれば、俺も変わりたいと思っていた。人からよく思われたい、お金が欲しい、人の上にいきたい、そういうもので振り回されていた人生から、もっと心の中に安らぎをもった生き方がしたいというふうに思っていたんだよね。40歳位までは全部、自力でやっていると思い上がっていた。

桜子 そんな謙虚な気持ちになれるのかな……。私の周囲にいる野心溢れる男性はよくこう言いますよ。「神様はいるかも。だけど俺は頼りたくない。自分の力を限界まで試したい」。

古田 人間はね、自分が弱いということを知らない。そこが問題。自分に力があると思っているのは根本的に傲慢なんですよ。聖書に「あなたは自分が富んでいる、豊かになった、乏しいものはなにもないといって、実は自分が惨めで哀れで盲目であることを知らない」とある。こういう言葉でもって初めて、俺っていったい何だったんだ、と知る。偉そうな顔をしているけど知っていることは少しだし、ろくなことしか出来ない。

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