では実際に試してみよう。「大五郎~~」
めんどくさそーにこっちを向いたところをすかさずパシッ。でも気にしたのは最初の1回だけで、すぐに慣れちゃって、以後はどんな音を鳴らしてもスルー。最初の1回が肝心なのだ。
うーむ。大人の猫はなかなかダマされてくれないのだ。では何にでもダマされそうな「かふか」である。
お、素直に反応してこっちを向いた。でも「ん? なんだ?」って顔。まだ若輩だけあって反応しやすい。ビニール袋の音でも反応してくれた(1ページ目の冒頭写真)。遊びたい盛りやね。
では、外の猫はどうか。iPhoneのカメラって望遠じゃないので、撮れるとこまで近付くのが大変。で、近付づけたら鳴き声を出してみる。
1匹目、無反応。
2匹目、あ、こっちを見てくれた。すかさず撮影。
「あの声はなんだっ」って振り返った顔だから、どうしても警戒心が強い写真になっちゃうけど、この子はちゃんと反応してくれました。
というわけで、猫カメラ、効果のほどは猫次第。
でも、iPhoneから「にゃああ」って鳴き声がするだけでむしょうに楽しいので、猫好きのiPhoneユーザーはぜひ。
なんというか、心がなごみます。猫を飼ってない人も、時々「はい、チーズ」の代わりに猫の声を使うと場がなごむことでしょう……。保証はしないけど、最高の一発芸アプリなのは確かっ。
やはりiPhoneは面白い。
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。
*次回は11月12日掲載予定
この連載の記事
-
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた -
第853回
デジカメ
網越しでも横顔でも動いていてもしっかり猫にピントが合うソニー「α9 III」はやっぱり欲しくなる1台 -
第852回
デジカメ
小さくて軽くてかわいいパナソニック「LUMIX G100D」で気軽に猫スナップ -
第851回
デジカメ
歴史ある街並みの人気スポット、傾斜地が多い広島県・鞆の浦で“高低差の猫たち”を撮る - この連載の一覧へ