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VIA「VB8001」

C7後継の「Nano」搭載のMini-ITXマザー「VB8001」デビュー!

2008年11月05日 21時45分更新

文● 増田

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 VIA C7シリーズの後継となる新CPU「Nano」(コードネーム:Isaiah)を搭載したMini-ITX対応マザーボード「VB8001」の販売が今日からスタートした。果たして先行発売で好調なIntel Atomの対抗馬となるのだろうか。

「VB8001」

VIA C7シリーズの後継となる新CPU「Nano」(コードネーム:Isaiah)を搭載したMini-ITX対応マザーボード「VB8001」の販売が今日からスタート。従来、不得手とされていたBlu-ray Discの再生などといったマルチメディア系の性能も大幅に向上している

 「Nano」は、VIA C7シリーズの後継となる低消費電力がウリの新型CPU。64bitの命令セットをサポートし、マクロフュージョンとマイクロフュージョン機能、高性能分岐予測に対応。新SSE命令に対応し、800MHz以上をサポートする高速かつ低電力のVIA V4 FSBを採用する。従来、不得手とされていたBlu-ray Discの再生などといったマルチメディア系の性能も大幅に向上。先行して発売され人気となっているIntel Atomの対抗製品といった見方もできる。
 製造プロセスは65nmで、L2キャッシュは1MB。ラインナップは全5モデルで、そのうちデスクトップ向けとされるのは「L2100」(クロック周波数1.8GHz/TDP25W)と「L2200」(クロック周波数1.6GHz/TDP17W)の2モデル。いずれもNanoBGA2パッケージ採用となる。

クロック周波数1.6GHzの「VIA Nano」を搭載するという6層基板のMini-ITX対応マザーボード。チップセットは「CN896」+「VT8237S」というお馴染みの構成となる

 「VB8001」は、クロック周波数1.6GHzの「VIA Nano」を搭載するという6層基板のMini-ITX対応マザーボード。従来のVIA C7シリーズとはピン互換となるため、チップセットも「CN896」+「VT8237S」というお馴染みの構成だ。
 その他、主なスペックは、拡張スロットがPCI Express x16×1、Mini PCI×1、メモリがDDR2 DIMM×2(DDR2-533/667、4GBまで)という構成。オンボードインターフェイスとしてチップセット内蔵のVGA(VIA Chrome9 HC graphics with 2D/3D and video acceleration)やサウンド(VIA/VT1708A)、ギガビットイーサネット(VIA/VT6130)、Serial ATA II×2、UltraDMA 133×1などを搭載している。
 価格はテクノハウス東映で1万6980円、アークで1万7800円となるほか、T-ZONE.PC DIY SHOPでは近日入荷予定で1万7640円。Mini-ITX対応マザーボードの本家として、まずは今後の売れ行きに注目だ。

初登場で2万円を切るという価格設定となっている。Mini-ITX対応マザーボードの本家として、まずは今後の売れ行きに注目だろう

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