さて、晴れて取材の日となり、場所はAQインタラクティブの会議室。佐野さんに加え、AQインタラクティブから宣伝担当の中川尚人氏に同席いただいた。
DS-10を制作したキャビアと、その販売を担当するAQインタラクティブはグループ企業で、同じビルに入っているのだ。
プロデューサーはネットで動画を見まくっていた
佐野 ご出演をご快諾いただきましてありがとうございました!(笑)
── あの、よりによって何故、僕らなんですか?
佐野 いやあ、生で聴いてみたいと思ったんですよ。よろしくお願いしまーす!
── 他の出演者、すごい人たちばっかりですけど。
佐野 そうでしょう! 最高のメンバーが揃ったと思いますよ。楽しみだなあ。
── 普通こういうイベントというのはですね、有名な人を集めてですね……。
佐野 みんな有名じゃないですか。普通の人は知らないけど、DS-10で音楽をやってる人たちには超有名な人たちですよ。その演奏が生で聴けるんですよ、もう最高じゃないですか。
── ……僕らは有名じゃないですけど。でも、一度会って話をしてみたかった人ばっかりなんですよねえ、実際。だからって同じステージに上がる必要は……。
佐野 いやあ楽しみだなあ! すごい楽しみ!
DS-10 EXPOの出演者を決めるにあたって、佐野さんは動画サイトを見まくり、それを手がかりに連絡先を検索して、メールで直接交渉したそうだ。
DS Lite Orchestraの動画もそうして発見され、mixiのアカウントが探し出されたのだが、当然、その動画を上げた人物が私だなんて思わない。今のところDS Lite Orchestraをやっているのが誰かなんて、私と船田さんくらいしか知らないわけだ。
そんな事情でDS-10 EXPOに10分間だけ出させていただくのだが、それがギョーカイつながりだと思われたら悔しいし、関係者の皆さんにご迷惑がかかるので、こうして念押ししているわけなのだ。
僕たちはものすごくビビッてます! 穴があったら出たくない!
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