AV機能を強化した「IQ817jp」、ベタベタ指紋つけてベンチマークも取ってきました
おさわりパソコン、3代目HP TouchSmart PC速攻レビュー
2008年10月15日 14時00分更新
タッチ操作で、コンパクトで、地デジが録れる!
一体型パソコン「ボードPC」がひそかなブームだ。富士通の「FMV DESKPOWER F」や、ソニー「VAIO type L」など、デスクトップパソコンよりも省スペースで、ノートパソコンよりも大画面、それで値段は比較的安価な「第3の魅力」に飛びつく人が増えているのだという。日本HPが15日に発表した「HP TouchSmart PC」シリーズ新製品もその1つだ。
HP TouchSmart PCの魅力はなんといっても「タッチ」で操作できるインターフェース。流行のタッチケータイのように、スイスイと指先でパソコンを操れるのが楽しく、何よりパソコン初心者でも分かりやすい。タッチ操作については、初代「IQ700」シリーズ、第2世代の「IQ500」シリーズと動画をまじえ取り上げてきたので、詳しくはそちらを見てほしい。
今回新たに追加されたのは、シリーズ最大となる25.5型ワイドサイズ(1920×1200ドット)の大画面モデル「IQ800」2機種だ。量販店で販売する「IQ817jp」と、直販サイト「HP Direct Plus」限定で販売する「IQ811jp」の2種類を用意する。
発売は直販モデルが本日、店頭モデルが10月下旬だ。実売価格はIQ817jpが24万円前後、IQ811jpの標準構成価格(BTO)が19万9500円と、ボードPCの中では標準的なもの――のように思えるが、これって結構「買い」な気がする。
というのも、今回の新製品はこの大画面で「テレビが録れて」「BDが観られる」(ただし、IQ811jpはBTOで選択)という2点がウリだからだ。同様にAV機能を強化したソニーの24型ワイドモデル「VAIO type L」の実売価格が約25~28万円ということを考えるとかなり「お手頃感」がある。
とはいえVAIO type Lと比べると、出来ることや使用感がまったく違うのも事実だ。地デジの録画機能やベンチマークテストなど詳しいところは後半で扱うとして、まずはスペックをチェックしてみよう。なお、今回は店頭モデルのIQ817jpにフォーカスを当てている。