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ハードウェアアプライアンスをVMware ESXの仮想環境に移行

シマンテックも仮想メールセキュリティー製品

2008年10月10日 23時50分更新

文● 新 淳一/企画報道編集部

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 スパムやウイルスメールなどから、企業内のメール環境を守る製品のひとつにシマンテックの「Symantec Mail Security(SMS)8300シリーズ」といったハードウェアアプライアンス製品がある。こうしたハードウェアアプライアンスの世界にも仮想化の波が押し寄せているようだ。

Symantec Mail Security 8300
「Symantec Brightmail Gateway Virtual Edition」は、ハードウェアにメールセキュリティアアプライアンス製品「Symantec Mail Security 8300」(写真)の機能をソフトウェアとして提供する

 シマンテックは、SMS 8300シリーズのセキュリティー機能を、VMware ESXの仮想環境で動作させる「Symantec Brightmail Gateway Virtual Edition」(以下、SBGVE)を10月16日から発売する(VMware Serverでも稼働できるが、サポート対象外)。物理インフラを追加したり構成を変更したりせずに、スパムやウイルスフィルター機能の処理能力を調整できるため、コストと時間を節約できるという。

 たとえば今年8月26日には、センドメールから、やはりVMwareの仮想環境で利用するメールセキュリティー製品「Sentrion MPV」が登場しているが(出荷は2009年1月末の予定)、多少の機能差はあるものの、SBGVEと同様の製品と考えられる。今後は他社も含め、仮想セキュリティーアプライアンス製品がますます増えていくのかもしれない。

 SBGVEは、ハードウェアアプライアンスであるSMS 8300と同じ機能を備え、スパム対策、ウイルス対策、コンテンツフィルター、インスタントメッセージングセキュリティーといった機能を統合的に提供する。SBGVEは年間、または複数年ライセンスに基づいて購入できる。たとえば5~24ユーザーの場合、1ユーザーあたり3260円(ベーシックメンテナンス1年間含む)となる。

 なお、シマンテックは10月16日以降、メールセキュリティー製品群を「Brightmail」というブランド名で統一するという(一部例外あり)。たとえばSMS 8300は「Symantec Brightmail 8300」となる。あわせて、従来オープンプライスとなっていたものを、リストプライス(メーカー希望小売り価格)へと変更する。価格表示変更の背景には、SMB(中堅、中小企業)市場での競争力強化という狙いがある。シマンテックは大中規模企業に強みを持つが、SMB市場ではやや弱い。価格への感度が高いSMBのユーザーに対して、簡単に価格比較できるようにするというわけだ。

 ちなみに、Symantec Brightmail 8300シリーズについては、10月16日より、他社ゲートウェイアンチスパム/アンチウイルスのアプライアンスおよびソフトウェア製品からの乗り換えキャンペーンを実施する(2009年3月31日まで)。他社製品ユーザーは、Symantec Brightmail 8300シリーズが通常価格の50%オフで購入できる。

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