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WordPressでブログを始めるべき5つの理由 (2/2)

2008年10月10日 20時19分更新

文●高尾 司、ASCII.jp

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4 待ち時間なくすぐに見られる

 よく引き合いに出されるブログツール「Movable Type」(MT)との違いでもありますが、WPはリクエストがあるたびにPHPでページを出力する「ダイナミック(動的)パブリッシング」タイプのブログツールです。対するMTは、エントリを投稿する際にHTMLを生成して出力する「スタティック(静的)パブリッシング」が基本。両者ともに一長一短があり、大規模サイトでのパフォーマンスという点ではMTのほうが正直、有利だと思います。

 しかし、慣れない初心者が使うという点でいえば、待ち時間ナシですぐにプレビューが見られるWPの方が分かりやすいですし、ブログを更新するストレスも少なくてすむでしょう。


5 世界中の豊富なリソースが使える

WordPress

膨大な数のテーマ(テンプレート)を選べるのもWPの魅力

 世界中に非常に多くのユーザーがいることは、WPの大きな魅力です。これがもし日本だけなら、本体やプラグインの数は限られるでしょうし、開発やサポートを継続するのも難しくなるでしょう。

 一方、WPには世界中に多くのユーザー、開発者がいるので、膨大な数のテーマ(テンプレート)やプラグインといったリソースが使えます。これらのテーマやプラグインも、まるでレゴのようにカンタンにつけたり、外したり、取り替えたりできます。海外のテンプレートといっても、特に手を加えずにほぼそのまま使えるものも多くありますし、プラグインにしてもすでに国内で使っている人のノウハウが相当たまってきています。「英語ができない」といっても、今ならかなりの情報が手に入るようになりました。



もっと気軽にWPを使ったもらうために


WordPress

9月30日に発売された「いま一番わかりやすい WordPress日本語版でブログサイト構築入門」

「ブログって、もっともっと流行ってもいいんじゃないの?」。それが今回、「WordPress日本語版でブログサイト構築入門」を私が執筆した理由です。ISPやポータルが提供するブログサービスを始めると、もっといろいろなことを試してみたくなるでしょう。

 そうしたときに、プログラミングやWeb制作の知識がない人にも分かりやすい、WPの入門書があるといいなと思って本書を作りました。これ一冊でブログサイトを構築できるようにするために、WordPressのことだけではなく、レンタルサーバーの借り方やドメインの取得の方法についても手順を追って解説しています。

 今回紹介したWPの魅力にもしご興味を持たれたのなら、ぜひ本書を片手にWPを使ったブログの世界へ踏み出していただければと思います。(談)

著者:高尾 司(たかお・つかさ)

福岡県生まれ。IT産業という言葉もない時代から、某大手外資系IT企業で金融基幹システムに青春をささげる。その後、某大手通信会社でホスティングサービスを立ち上げ、現在はBIのエンジニア。1997年から続けている「遊ぶエンジニア」は、現在ワードプレスのブログとなり、技術やビジネスについての興味深い発信を続けている。趣味は代替医療の研究。

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