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撮影に便利な小物カタログもつけちゃいました

落札価格が2倍に?! オークション撮影5つの基本

2008年10月07日 09時00分更新

文● 行正和義

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テクニック#5 簡易レフ板などでライティング効果を作る

 最後のテクニックは「簡易レフ板などでライティング効果を作る」。前ページで述べたように、被写体を直接照らすとあまりいい写真は撮れない。フラッシュの前に半透明の板やトレーシングペーパーなどをかざして光を散乱させたり、天井やレフ板に反射させるバウンス撮影をするなどの方法がある。

 ただし、コンパクトデジタルカメラだとフラッシュ光量は調整できてもフラッシュ角度も変えられるものは少なく、またフラッシュとレンズの位置が近いので十分な散乱板の面積を稼げないことから、別に光源を用意するほうが無難と言える。

自宅で撮る程度であれば、光を散らすカーテンとバック紙、あとはレフ板代わりの白いボードがあれば、ある程度のものは撮れる。もちろん外光で撮るのであれば撮影する時間帯が限られてしまうのは難点ではあるのだが

 スタジオ撮影では、外付けの大容量フラッシュと、光を散乱させるアンブレラ、またその光を反射するレフ板などを使って光をうまく回している。とはいえ、自宅でも蛍光灯などのスタンドを使えばある程度は再現できる。もちろんフラッシュ撮影に比べると光量は少ないが、前述したように三脚を使ってスローシャッターを切ればよいだろう。

 その際、自宅であっても「蛍光灯などと被写体の間にトレーシングペーパーを入れる」「反対側にレフ板を用意して光をまんべんなく回す」といった撮影テクニックは同じだ。原理が分かれば簡単に自作できるだろう。

 ライティングとして一番安上がりなのが自然光、太陽光なのは間違いない。とはいえ、やはり直射日光で撮るとコントラストが強めに出てしまう。レースのカーテンや、窓際に白いパネルを置いて反射させた光を用いて撮影するのがよいだろう。

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