SPOREの発売と同時に開催された発売記念イベントにて、開発陣からのコメントおよびウィル・ライト氏からのビデオメッセージが送られた。
SPOREのプロダクトマネージャーを務める籠谷多恵子氏からは、「壮大なスケールのゲームで、プレイするたびに新しい驚きの発見のある箱庭宇宙になっています」と語った。また、日本語に向けたローカライズを行なったプロデューサーの安次嶺クリス氏は「開発に8年ほどという大変長い年月をかけて開発を行ない、皆様を大変お待たせいたしました。お待たせしてしまった理由の1つには、ウィル・ライトが“SPOREをコアゲーマーだけではなく、ライトユーザーやゲーム初心者の方にも楽しんでもらえるようにしたい”という願いがあり、ユーザーインターフェイスなどの調整に時間をかけたからであります」と説明した。
唐沢俊一&木村美紀トークショー
「生命の誕生と進化を謎解く!」
世界同時発売を迎えたこの日、日本での発売も記念してデジタルハリウッド専門学校にて、博学王 唐沢俊一氏とドラマ「ドラゴン桜」で監修などを勤めた東京大学大学院在学中のタレントの木村美紀さんによるトークショーが開催された。
唐沢氏は、“進化の概念”をエンターテイメントとして取り入れたのは1898年にH・G・ウェルズが「宇宙戦争」で描いたタコ型の火星人であるといった知識を披露。SPOREは宇宙ステージまでしか進められていないが、プレイ中にスペースオペラの大家エドモンド・ハミルトンが描いた「フェッセンデンの宇宙」を思い出したとのこと。
一方、SPOREをクリアした木村さん。クリーチャーとクリーチャーの交流時に「攻撃」と「友好」の2つのパターンを選ぶことができたので、友好関係のみを選んで、一回も戦争をすることなくクリアをすることが出来たという。
また、木村さんによると「友好的なクリーチャーが相手と友好的な関係を築くときに、相手の前で音楽を奏でることで仲間になるんですよ。それを自分で選べるってのはすばらしいと思いました」と語った。
唐沢氏は、自分の作ったクリーチャーについて「最強の生物を作ってやろうと、ありとあらゆる武器を背負わせたんですが、攻撃に力を尽くすと文明が発達しないんですよ。これは、子供の頃からSPOREをプレイさせて、戦争っていけないことなんだなと教えることができる」と語った。
また、木村さんはSPOREの魅力について「自分でキャラクターの設定をして名前をつけて、自分だけの理想的なクリーチャーを作れるのに加えて、文化や都市計画といったところまで作り込むことで、自分だけの世界だけを作れるのが楽しいです。SPOREには無限の可能性があるので、ぜひみなさんで楽しんでもらいたいと思います!」と語っていた。
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