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失敗知らずのパソコン選び#1

2008年秋冬に欲しい、最新プラットフォームPC

2008年10月18日 10時00分更新

文● 盛田 諒/トレンド編集部

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UMPC、Netbook(超低価格ノートパソコン)


 つづいては「小ささ」だけではなく「価格の安さ」にもこだわったモバイルマシン。小さくても、タブレットなど付加機能にこだわった「UMPC」(ウルトラモバイルパソコン)と、破格のコストパフォーマンスが魅力の「Netbook」(ネットブック)の2種類が売り場を占めている。

 こういった製品向けに注目されているのが、インテルの最新プラットフォーム「Atom」。超小型のUMPCにはZ530、価格にこだわったネットブックにはN270が搭載される場合が多い。パフォーマンスの基本となるクロック数は同じ1.60GHzだが、本体サイズや対応チップセット、対応OSなど、細かいところに差がある。こまかい違いは5分で分かるAtomノートを参照のこと。

 差が出てくるのは「ディスプレー解像度」「ストレージサイズ(記憶容量)」「バッテリー駆動時間」の3点。また、小型化して最も気になるのは操作性だ。これは記事を読むだけではなく、実際にお店でさわって確かめてみることをオススメする。



ASUS「EeePC」(型番:901-X)

 元祖Netbook、ミニノートの定番とも言えるEeePC。イー・モバイルの定額データ通信カードとセット購入すると「100円でPCが買える」というすさまじい価格破壊をいち早く実現したことでも知られる。最新モデルはSSDも従来の4GBから12GBに増え、バッテリー駆動時間も実測値で2倍程度に延びるなど弱点が改善され、まさに王道の出来になっている。



Acer「Aspire One」(型番:AOA150-Bb)

 記憶容量が120GBと大きいのがポイント。6in1メディアカードスロットとSDカードスロットを同時に搭載しているため、デジカメの写真をブログなどによくアップするという人には特にオススメだ。その他のスペックも及第点で、メールを見たり、ネット動画を見たりといった通常の使用であれば十分だろう。



MSI「Wind Netbook」(型番:U100)

 Netbookでは最大クラスとなる10型ワイドの液晶ディスプレーを搭載しているのが特徴。サイズが少し大きめな分、キーボードのサイズも大きくて打ちやすく、モバイルノートというより普通のノートパソコンに比較的近いつくりといえる。また、排熱性が高いためボディが熱くなりづらいのもポイントだ。



デル「Inspiron Mini 9」

 パソコンメーカーの大手、デル製のNetbook。凹凸のないフラットボディはデザイン性だけではなく剛性の高さもポイント。端を持ってもたわむことがなく、やわなボディーを持ったときの不安とは無縁だ。またBTOで16GB SSDを搭載可能なので、SSD容量にこだわりたいという人にもオススメ。



東芝「NB」(型番:NB100)

 国内パソコンメーカー初のNetbook。発売は10月下旬予定だ。スペック的には無線通信機能やウェブカメラ、5in1メディアカードスロットを搭載するなど充実している。ボディもデル製同様しっかりとしており、むやみにトガったところのない定番モデルという印象だ。国内ブランドという安心感をそのまま搭載しているとも言えるだろう。



富士通「FMV-BIBLO LOOX U」(型番:LOOX U/B50)

 富士通のUMPC「LOOX U」シリーズ新製品。CPUはAtom Z530を搭載しており、写真のとおり超コンパクト、重量は約565gと軽量だ。ディスプレー解像度は1280×800ドットと大きく、ほとんどの作業が快適にこなせるだろう。ディスプレーを折りたたみ、タブレットPCとして使用することも可能だ。無線通信はIEEE802.11a/b/g/n(ドラフト2.0)に対応している。



工人舎「KOHJINSHA SC」(型番:SC3KP06A)

 8.9万円という手ごろな価格設定が魅力のUMPC。ワンセグチューナーを搭載しており、テレビを楽しむこともできる。インターフェースにExpress Card/34スロットを搭載しており、データ通信カードなどが接続可能だ。上位モデルはGPSユニットを内蔵しており、カーナビとして使用することもできる。


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