不満はなかったのか?
今回、文書のスキャンとコピーを1週間ほどあれこれ試してみたが、ASCII.jpの業務の範囲では特に問題なく使えていた。とはいえ、使ってみてまったく迷わなかったわけでもない。
いちばん戸惑ったのは、複合機側のボタン操作だ。取り消しやクリアーに使うボタンが2個あるため、例えば「コピーモードからホーム画面に戻る場合、どのボタンを押せばいいんだっけ?」(「クリア/バック」を押しがちだが、正解は「停止/終了」)と、ボタンを連打してしまった。
とはいえこの辺は、使っているうちに慣れでカバーできる話なのかもしれない。現在、ASCII.jp編集部では本機を導入して使っているが、特に混乱なく元からあったプリンター類と一緒に馴染んでいる(この記事のマンガも本機でスキャンしている)。特に無線LANによるA3スキャンは、スキャナー専用のマシンを別に用意しなくてもいいうえ、自席のノートパソコンで直にデータを保存できる点が便利だ。
筆者は書類や画像のやり取りをメールで済ませているが、取引先などとの連絡にFAXをよく使う仕事場ならさらに本機を活用できるだろう。今まで価格面でA3複合機をあきらめていた人にとって、MFC-6490CNは有力な買い替え候補となるに違いない。