これぞ現代の騎兵隊、ヘリ火力の登場だ!
対戦車ヘリAH-1Sの登場である。20mm機関砲の射撃後、TOWミサイルも発射して見せた。TOWミサイルは総火演で必ず撃つとは限らない。発射を見られればラッキーである。
AH-1Sが射撃を終え、いよいよ真打ち登場だ。
鋼鉄の巨獣の力を見よ!戦車火力登場!!
轟音と共に90式戦車の隊列が会場に現れた。1500馬力の水冷エンジンが地響きを立て、ご挨拶とばかりに4台が一斉に120mm滑空砲を発射した。三半規管を直撃する轟音、爆風と衝撃が全身を打つ。取材班はこの時、空間をも揺るがす熱風を感じたのである。
今回、Y戦車部長が持ち込んだEX-F1でもこのシーンは撮影されている。 EX-F1で撮影した動画で見る90式戦車の行進間射撃(音が出ます)をご覧いただきたい。また、さらに科学番組風の微速度撮影も成功した。 EX-F1のハイスピード動画で見る90式戦車の射撃(無音)で、発砲、そして主砲弾が目標めがけて飛翔して行く様をご覧いただきたい。
続いて74式戦車も登場。
前段演習を締めくくる一斉射撃が行なわれた。前段の本当の締めは空挺降下なのだが、荒天のため残念ながら中止となってしまった。
前段は無事終了した。音楽隊が登場し、「祝典行進曲」が演奏される。ここで一休みだ。
束の間の休息。音楽隊の演奏の途中に火砲が入場し、大砲コンサートが始まった。
筆者はチャイコフスキーの「序曲1812年」かと思っていたが、さにあらず。
曲は山本銃三郎作曲の「攻撃」。火砲に突撃ラッパと続き、まったりムードが一気に吹き飛んだ。
ということで、雨の中で始まった総火演予行。なんとか前段演習は無事終了した。次回は引き続き総火演予行の後段演習についてお送りする。昨年に引き続き新鋭戦闘ヘリAH-64Dが登場、そして90式戦車の戦車砲乱れ撃ちとてんこもりの総火演レポート中編「後段演習開始!全兵科協同の技を見よ!! 」にご期待ください!
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