このページの本文へ

インストールの穴までまるわかり!

Windows Home Server日本語版はこうなった!

2008年09月07日 10時00分更新

文● 山本雅史

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

WHSはどんなパソコンなら動くのか?

インテル純正のAtom搭載マザーボード「D945GCLF」

インテル純正のAtom 230搭載マザーボード「D945GCLF」。Mini-ITXサイズで小型PCケースに最適

 「Windows Home ServerでAtom PCを自作」にもあるように、24時間動かし続けるホームサーバーには、低消費電力CPUのAtomは最適だろう。

 Atom搭載マザーボードは、GPU機能を内蔵するIntel 945GC Expressなどのチップセットを採用しているので、別途グラフィックカードを用意する必要もない。そのうえ、一度WHSをインストールしてしまえば、サーバーマシンにはディスプレーを接続する必要もなく、ほとんどの用途をクライアントから管理できる。

 最新のAtomを手に入れなくても、手元にある古いパソコンにWHSをインストールすることも可能だ。WHSのシステム要件は低く、例えば最小要件でのCPUはPentium III-1GHz」という程度だ。Celeronなどでも十分だろう。

 メモリーは最小で512MBとなっているが、日本語環境での動作を考えれば1GBは欲しいところだ。2GBあれば十分すぎるくらいだろう。

AOpenのベアボーンキット「XC Cube LE200」

D945GCLFを採用する、AOpenのAtom 230搭載ベアボーンキット「XC Cube LE200」

 マザーボードは、前述のとおりグラフィック機能内蔵のチップセットが使いやすい。HDDを多数搭載できるように、HDDインタフェースが多いマザーボードが便利だ。コンパクトなマシンを作りたいなら、mini-ITXやMicro ATXのマザーボードを使ったり、小型のベアボーンPCを使うのもいいだろう。

 本格的に運用するなら、HDDは大容量の製品がほしい。WHSをインストールするには、プライマリ・ドライブとして最低80GBの内蔵HDDが必要になる。OSインストール自体は20GBほどで足りるのだが、インストール時に最低ひとつのデータドライブを作成するので、OSの20GB+60GBのデータドライブが必要となる。

 また、データの二重化を利用する場合は、二重化用にHDDが最低2台必要になる。データ用ドライブは内蔵型に限らない。USBやeSATAなど、外付けHDDも利用できる。センチュリーの「裸族の雑居ビル」(関連記事2)のような、複数のHDDが入るHDDケースを利用するのもいい。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン