この新ビジネスに学べ! ネットの開拓者たち ― 第6回
個人のセンスが購買層を呼び込むCGM型ネット購入の仕組み
BuyMa(http://www.buyma.com/)
2008年09月10日 12時00分更新
バイマのCGM型マーケット戦略
ネットオークションとは異なる
センスが価値となる新しい市場
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バイマが成功した理由は2つある。ひとつ目は安心して利用できる決済システムだ。
1. 購入者が商品を申し込むと、バイマはカードの与信枠を確保する
2. バイヤー側は代金を立て替えて商品を購入、送付する
3. 商品が届くとユーザーは到着通知とバイヤーの評価を行う
4. バイヤーは購入者の評価を行う
5. バイヤーに代金が支払われる。
購入者は商品価格に5%を上乗せしたものを支払う。この5%がバイマの売り上げになる。バイヤーは代金の立て替えこそ必要だが、購入者のカードから確実に代金が支払われ、購入者にとっても商品が未着の場合はカードの引き落としは発生しない。この仕組みにより、代金に関するトラブルは実際ほとんどないという。
もうひとつの理由はインターネット的なユーザーの広がりだ。バイマで人気があるのは国内では希少なブランドや製品である。このような商品の在庫を抱えて、ビジネスにするのは正直難しいが、利用者同士で商品をやり取りするバイマでは問題にならない。またほかでは扱っていない商品が多いため、検索エンジンの上位になりやすく、そこからの利用者が期待できる。
希少でかつ人気が高いアイテムを探し出すには優れたセンスを持つバイヤーが必要だが、バイマでは世界に散らばったユーザーが商品を探してくれるので、高給を払ってプロのバイヤーを雇う必要はない。ただし、優れたバイヤーになれる利用者の割合は、バイマでも決して高くない。この現象はクチコミサイトなどの、ほかのCGMサイトでも同様である。有能なバイヤーやレビュアーになれる利用者を引きつけ、その心をつかみ続けるための継続的な努力がバイマのみならずCGMサイト全般における運営のポイントだろう。
取材:2008年6月18日(名称・数字・肩書・サービス名などは取材当時のものです)
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筆者紹介──根岸智幸(ねぎしともゆき)
1963年生まれ。アスキーのPC雑誌の編集長をつとめる合間に、レストランのクチコミコミサイト「東京グルメ」(現ライブドアグルメ)を構築。現在は独立し、有限会社ずばぴたテックとして、「本が好き!」など、ウェブコミュニティの企画・開発・運用を請け負っている。














