Atomで検証！　小型PCの実用性 第1回

Atom登場で加速するMini-ITX！　お手頃AtomでミニPC自作入門

静音にこだわったオリジナル仕様
OLIOSPEC K45-AT

●オリオスペック
●http://www.oliospec.com/
●直販価格　2万6800円

秋葉原のショップ“オリオスペック”のオリジナルモデル「OLIOSPEC K45-AT」

　Shuttleの小型キューブケースに、インテル製マザー「D945GCLF」を組み込んだオリジナルモデル。CPUクーラーファンを静音タイプに変更したほか、背面の9cm 2000回転ファンを800回転に低速化することで動作安定性と静音を両立。通常タイプのPCI拡張ボードが使用できるのにも注目。電源容量は100W。

3.5インチHDDを2基搭載可能。フロントパネルに開口部がないため、光学ドライブの搭載は不可

ケース内部はハッキリ言ってスカスカ。ただ、そのぶん手が入りやすくコネクター接続などの作業性はかなりいい

スペック
CPU：Atom230（1.6GHz）
メモリースロット：DDR2 667/533×1
ドライブベイ：3.5インチシャドウ×2
内部インターフェース：PCI×1、SATA×2、IDE×1など
サイズ：190（W）×280（D）×170（H）mm

お手頃価格の完成品モデル
Wind PC

●エムエスアイコンピュータジャパン
●http://www.msi-computer.co.jp/
●実売価格　3万5000円前後

ベアボーンではなく、完成品モデルの「Wind PC」

　ベアボーンではなく、完成品モデルだが注目は価格。OS無しとはいえ実売3万5000円前後はAtom搭載PCの安価さを象徴。搭載マザーはMSIオリジナル。CFスロットとMini PCIエクスプレススロットを各1基ずつ搭載するのがユニーク。メモリー、HDD、光学ドライブをオミットしたベアボーンキットも発売予定だ。

ACアダプターを直結するユニークなマザーを採用。HDDとDVDドライブの電源がマザーから供給されているのに注目

ベアボーンキットとして発売予定のモデル。フロントパネルがスロットイン光学ドライブ対応に変更されている

スペック
CPU：Atom（1.6GHz）
メモリースロット：DDR-2 533 SO-DIMM（1GBモジュール搭載）
ドライブベイ：5インチ×1（DVDコンボドライブ搭載）、3.5インチシャドー×1（160GB HDD搭載）
内部インターフェース：CFスロット×1、Mini PCI Expressスロット×1
サイズ：65（W）×240（D）×300（H）mm

(次ページへ続く)