今回初めて実施されたのが、来場者への手荷物検査だ。この手荷物検査の対象となるのは、サークル、企業参加者、スタッフ以外の参加者全員だ。チェックの内容は、コミケットサービスが会場への持込を禁止している物を持っていないか、1人1人カバンの口をあけてもらう、という形式となってる。
現地で見る限り、実際のチェックは、スムーズな入場が行えるように開場前に待機列に並んでいる状態で行っていた。筆者としては、コミケの来場者数は1日あたり15万人以上と膨大な人数なので、チェックに巡回するスタッフが中を確認しやすいカバンで来場して、少しでも時間のチェック時間の短縮に協力をするのが、結果自分も早く入場できることになるだろう、と感じた。
なお、この持込禁止の物品だが、コミックマーケットのカタログに記載されているのだが、秋葉原ではカタログがすでに売り切れてしまっていたので、該当するページをチェックできていない人のために、改めて紹介しておこう
コミックマーケットの開場に持ってきてはいけないもの
1)大きさや材質に関わらず、武具、武器、銃器、弓矢、刀剣など、またはそれを模造した物
2)伸縮性を問わず、30cm以上の長物テニスラケット・バットなど。無線機やカメラなどはアンテナ・望遠レンズなども含んだ全長で判断
3)周囲に危害を加える可能性のある装身具。例として、チェーンや手錠、スパイク、ブーツの拍車など
4)ボール類のすべて、円盤、矢など材質を問わず、「投げる」「飛ぶ」「転がる」可能性のあるものすべて
5)可燃性危険物。火器、燃料、花火、多量のマッチやライターなども含む。これらは公共の交通機関に持ち込むことも禁止されている
6)乗り物。自転車、キックスケーター、ローラースケート、インラインスケート、スケートボードなどです。またローラーつきの運動靴も禁止
7)酒類、動物(介助犬などを除く)、バッテリー、発電機。多量の電池などバッテリーに関しては、自動車に使われるようなバッテリーなどが持ち込み禁止の対象。ノートパソコンなどのバッテリーに関しては、2~3個であれば問題なし
8)その他スタッフの判断で、危険があると思われる物
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