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Qosmio G50新兵器、SpursEngineがスゴすぎる件【前編】

2008年08月07日 16時00分更新

文● 古田雄介

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ハンドジェスチャリモコンってCPU食わない? ていうかどう使うの?


 SpursEngineによって実現した新機能はほかにもある。番組録画とほぼ同時に番組内の盛り上がりや出演者の顔などを検出して、秒単位でサムネールを作成する「顔deナビ」機能もそのひとつ。

 さらにユニークなのは、ウェブカメラで手の状態を検出して、AV視聴中の再生や停止などの指示が送れる「ハンドジェスチャリモコン」だ。

ウェブカメラ

液晶フレームの上部中央に131万画素のウェブカメラを搭載。ハンドジェスチャリモコンを有効にして、左右どちらの手を検出するか設定すればすぐに使える

 素早く手を動かして様々な挙動を試したところ、タイムラグなく、かなり正確に動作することが分かった。だが画面に手が近づきすぎると検出されなくない頻度が上がる。ウェブカメラから1m以上は離れた位置から操作するのが理想的だ。

ハンドジェスチャ実行中のCPU稼働率

SpursEngineの負荷はハンドジェスチャリモコンがもっとも高く、4コアともほぼ100%状態だった。しかし、何もアプリケーションを起動していない状態で、CPUの稼働率は25%前後と低くなっている

 イスに座って机上でQosmio G50を扱う際にはあまり有益な機能とはいえないが、例えばリビングの大画面テレビにQosmio G50を接続してHDD内のコンテンツを視聴する際などは、ソファからウェブカメラに向けて手を動かすだけで簡単に操作できるだろう。

テンキー

Qosmioブランドとしては初めてテンキーを搭載した。キーストロークは2.5mmで、薄型キーボードとしては十分な押し心地が得られる仕様となっている

 なお、SpursEngineに対応するアプリケーションはQosmio G50内でも限定される。このため3Dゲームなどではその特性を活かすことができないが、グラフィックスに512MBの専用メモリを備えるGeForce 9600M GTを搭載するなど、ノートPCとしては突出した性能を備えている。

 また、キーボード面にテンキーを備えているため、数字キーを頻繁に使う一部のゲームでは、デスクトップに匹敵する環境でプレーできるだろう。


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