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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 第33回

全天候型の防水ケータイ「W62CA」

2008年08月07日 13時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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都市生活における無茶な男性の防水対応


 僕もどちらかというと長風呂の方だけれど、だからといってお風呂の中でケータイで話したり、メールを打ったり、本を読んだりしようとはあまり思わない。何をしているか?と言われると別に何もしていないんだけれども、割と自分をオフにして休めている感覚だろうか。そうでないときはパパっと済ませてから、次の動作に移ることのほうが多い。

 どうしても、ケータイが防水になったからといって、男性の場合はお風呂とは直結しないのだ。

 男性が濡れるとしたら、屋外の場合が多い

 例えば、7月29日に東京の国立競技場で行われたサッカーオリンピック代表の壮行試合。後半も終わりかけたときに近隣に落雷があり、危険とのことで試合が中止になった。落雷よりも1時間ほど前から、目の前が真っ白になるほどの集中豪雨に見舞われていた。

 ちょうど僕はそのすぐ近くにあるテニスコートにいて、雨が降り始めてクラブハウスに戻ってきてからサッカーの試合を見ていたところだった。さすがにテニスは雨が降るとやめてしまうが、サッカーは滅多な雨でもやめない。そのため落雷で中止になったのは意外な幕切れだったわけだ。

 テレビの映像を見ていると、あの豪雨の中でもサポーターは試合に歓声を送っていた。むしろ豪雨を気持ちのいい強めのシャワーだと思って、余計に盛り上がっていたようにも感じられるほどだった。もちろんその中には女性のサポーターもいたが、会社帰りのスーツ姿の人もいて、ほかのサポーターと一緒にカバンまでぐっしょりと濡れていた。

 そんな風に男性が濡れるのは屋外のことが多くて、多くの場合はちょっとした「無茶」が伴うものだ。試合が中止になってずぶ濡れのスーツで近隣の電車に乗り込む様子を見ていて、迷惑だとは思わなかったが、仕事柄、彼のケータイは防水なのだろうか、と心配していまった。

 別にしょっちゅう豪雨の中でサッカーを応援するわけではないかもしれないけれど、女性向けのケータイが防水対応する目的とはちょっと違う、都市生活の中での無茶に対応できるのが、男性の防水対応ケータイなのかもしれない。

 そういう意味で、「タフな防水ケータイ」というアイデンティティーがあるG’zOneは、多少の無茶にも付いてきてくれる、男性の防水ケータイとしてはぴったりだ。

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