CONTENTS:
ハードディスクの換装
手順も難易度も初心者でも問題ナシ
現在発売されているMac ProとMacBookは、ハードディスクを簡単に着脱できるようになっている。そのため、業者に委託することなくユーザー自身の手でハードディスク(ベアドライブ)を追加/交換可能だ。
Mac Proの場合は、まずは3.5インチのSATAドライブを用意する。本体の電源を切ったのち、サイドパネルを外して空いているハードディスクのマウンターを取り出す。ここにベアドライブを装着する。しっかりと固定できたら元通りにマウンターをセットするだけで、ハードディスクを最大4台内蔵できる。
MacBookの場合は、2.5インチのSATAベアドライブを用意し、これを現在使用している内蔵ハードディスクと交換するかたちだ。まず、本体の電源を落としてバッテリーを外そう。バッテリーが格納されるくぼみの周囲にある金属カバーのビスを、小さなプラスドライバーを使って取り外す。ネジ山が小さいので、精密ドライバーを使うといいだろう。金属カバーを外すと、くぼみの左側にハードディスクが組み込まれているのが見えるはずだ。タブをつまんでそのまま引き出せば、ハードディスクが出てくる。引き出したハードディスクから金属板を取り外し、新しいベアドライブに取り付けたら、元の場所にセットすればいい。あとは、金属カバーを元通りに戻し、バッテリーを装着すれば換装は完了だ。
ライブラリを外に増やす
たまり続ける写真データを外付けドライブに移す
iPhotoに写真を追加していくと、iPhotoライブラリのサイズが増えていき、内蔵ハードディスクの空き容量を圧迫してしまうものだ。こんなときは、外付けハードディスクなどの別ボリュームにiPhotoライブラリを移動するといい。
方法は「iPhoto Library」を新しい保存場所に移動する、「iPhoto Library Manager」のようなオンラインウェアを使うという2通りがある。前者は、ライブラリの移動後にiPhotoを起動すると、ライブラリの場所を選ぶダイアログが表示されるので、移動先を指定すればいい。次回からは、移動したライブラリを参照して起動する。
後者のオンラインウェアを使う方法には、複数のライブラリを容易に使い分けられるメリットがある。新しいiPhotoライブラリを外付けハードディスクに作成してから、iPhoto Library Managerを起動してツールバーの「Add Library」ボタンをクリック。新たに作成したiPhotoライブラリを指定する。ライブラリを複数作成しておけば、あとは利用するライブラリを選んでツールバーからiPhotoを起動すればいい。これで、それぞれのライブラリからiPhotoを起動させられる。その後はiPhotoを操作して、ライブラリごとに写真を登録しよう。
余ったディスクを大容量にして使う
テラレベルも夢じゃないOS標準のRAID機能
大量のデータを保存したいが、手持ちの外付けハードディスクの空きはどれも足りない。そんなときは、ディスクユーティリティの「RAID」パネルでハードディスクを連結してひとつのハードディスク(JBOD)として設定すればいい。
まず、連結させたい各ハードディスクのデータをバックアップしておく。そして、「RAID」パネルで「RAIDのタイプ」を「連結されたディスクセット」にセットし、ボリュームなどを追加する。これで、複数のハードディスクを有効に利用できる。
(次ページに続く)