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ニコ動「IKZO降臨」の真相 本人は超ノリ気!

2008年07月30日 11時00分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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「俺ら東京さ行ぐだ」

「俺ら東京さ行ぐだ」

 吉幾三氏の「俺ら東京さ行ぐだ」は、日本で初めてブレイクしたラップと言ってもいい曲だ。

 今年の4月頃からこの曲のラップ部分をサンプリングし、ほかの曲と組み合わせた(マッシュアップした)動画がニコニコ動画YouTubeに相次いでアップロードされた。その後、「IKZO」シリーズなる一大ジャンルを築いている(関連リンク)。

写真のフィルハーモニー交響楽団のほか、TM NETWORK、宇多田ヒカルなどとのマッシュアップ作品が投稿されている。最も再生数が多いのはこのブームの火付け役となったPerfumeとのマッシュアップで、45万回再生を誇る

 そして28日、ニコ動に「IKZO(本人ver.)」という動画が投稿されて、ドワンゴが「IKZO」とコラボした着うたなどのケータイ向けコンテンツを配信するという話が明らかになる。それも単に過去にレコーディングした「俺ら東京さ行ぐだ」を素材として使うのではなく、何と吉幾三本人にお願いして、歌や声を録り直したという気合いの入れようだ。

IKZO(本人ver.)

ニコ動に投稿された、着うたのレコーディング風景「IKZO(本人ver.)」。「ちょwww」「おおおお」「ねーよwww」など驚きのコメントが投稿されている

 なぜ吉氏は、このニコ動の祭りに「降臨」したのだろうか? 着うた化を担当したドワンゴの企画チームに話を聞いた。


【まめ知識】「タグ芸」


 ニコニコ動画では、本来動画を分類するために使う「登録タグ」ですら、ユーザー同士のコミュニケーションツールとして使われている。タグはどのユーザーでも自由に編集できるので、面白いタグを登録し、別のユーザーに突っ込ませるという具合だ。

 IKZOシリーズの動画では、アニメ「エヴァンゲリオン」と吉幾三(44193)を掛け合わせた「スンクロ率441.93%」、タワーレコードの有名なコピーをもじった「農Music、農Life」、「作業用BGM」というタグから派生した「農作業用BGM」といったタグが付けられるのが慣例だ。

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