こだわれるオプション
オプション類が充実していることも、GX200の特徴だ。面白いのは「自動開閉式レンズキャップ LC-1」だろう。放射状の3枚羽根カバーが付いたキャップで、電源を入れると、レンズの繰り出しに対応して、カバーが押し広げられる。キャップを外さなくても、ニョッキリとレンズが露出して軽快に撮影に入れるわけだ。本体標準のキャップだと電源投入前に、手で取り外し、撮影中にはポケットなどに入れなくておかなければならない。LC-1なら単に電源ボタンを押すだけで済む。
LC-1を装着したところ。キャップを取り外さず、すぐに撮影に入れる
レンズ関係のオプションは、周囲のリングを外して装着するアダプターを介して装着する。コンバージョンレンズについては、従来からワイドコンバージョンレンズ「DW-6」（0.79倍）が用意されていたが、今回からテレコンバージョンレンズ「TC-1」（1.88倍）も利用可能になった。このレンズを装着すると、望遠側の焦点距離は135mm相当となる。
付属品一覧。製品は電子ビューファインダー「VF-1」が標準付属する「VF KIT」と本体のみの2種類が用意される。VF-1には専用革ケースも付属する
TC-1は本体外周の筒部分がそのまま前にスライドしてフードになるため携帯性も良さそうだ。ただし望遠側以外では、周囲がケラれてしまうため、装着時は常に最望遠で使うことになる。
オプションレンズ群。レンズ周囲のリングを外してアダプタチューブを装着してからコンバージョンレンズをネジ込む。新たに追加されたテレコンバージョンレンズ「TC-1」（右上）は外側がスライドしてそのままフードとなる。左下が自動開閉式レンズキャップ「LC-1」。
標準のレンズキャップは普通のはめ込み式
GX200では、本体のレンズが広角を重視した設計（広角24mmからの3倍ズーム）に寄っているため最望遠でも72mmと、確かにちょっと寄りたいときには不便ではあるものの、最望遠時のみのために導入するかは悩みどころではある。
